当時は格差婚と言われ、“どこの誰かもわからない男に娘をやれない”と、彼女の両親が大反対したんです。皮肉なことに『まんぷく』で、鈴が、福子と万平と結婚に反対したのと同じですね」(スポーツ紙記者) 

 しかしふたりは結婚。その後はニューヨークで生活していたのだが、'00年に『東京電話』のCMに登場した松坂に驚いた人は多い。

「CMでは大根を持った主婦をコミカルに演じているのですが、驚いたのは彼女の太り具合でした。今ほどではないですが、それまでの松坂からは想像できないほどで、ガッカリしたファンは、多かったでしょう」(前出・スポーツ紙記者)

 だが、それから2年後、さらに驚くことが起きる。50歳にして、ヌード写真集『さくら伝説』を発表したのだ。

 言われなければ50歳とわからない、肉感的だが太っていない、そんな流麗な肢体を披露した彼女。『ライザップ』もない時代に、見事にシェイプアップを成し遂げたことには感服するばかりだが、それから十数年、彼女は“母親役”の座を揺るぎないものにした。

「朝ドラでは、慈愛に満ちた笑みを浮かべ、意地悪をしても憎めないチャーミングな“母親”を演じていますが、お父さん世代はどうしても“バニーガール”の彼女が今も頭から離れないんです(笑)」(前出・テレビ局関係者)

 だが、50歳を前にして、松坂が急に“おちゃめ”になったわけではない。