NHK連続テレビ小説『まんぷく』で、克子(松下奈緒)の娘で福子(安藤サクラ)の姪(めい)・タカを好演する岸井ゆきの(26)。実年齢は26歳ながら、149cmの小柄な体形と演技力を生かし、14歳役でも違和感のなさに話題沸騰中!
「普段は未成年に見られることはなくて、年齢確認をされることもありません(笑)。なのでお話をいただいたときは、私に演じられるのかなと不安だったので、ここまで話題になるとは思っていませんでした。劇中では14歳から40歳ぐらいまで演じるので、年齢を重ねていく過程も見てほしいですね」
福子に頼まれ、週末だけ製塩所を手伝うなど家族思いの役どころだが、自身が14歳のときは真逆だったようだ。
「ちょっと鬱屈(うっくつ)していて、いわゆる“中2病”という感じの背伸びした女の子でしたね(笑)。時代が違うとはいえ、タカちゃんはいつも家族のことを考えていて、えらいなあと思っています」
彼女以外のきょうだい役は子役が演じているが、年齢差を感じることは?
「今の子どもたちは駄菓子をスーパーで買うと聞いて、世代差を感じました(笑)。でも、それ以外は意外と私が小さかったころと変わっていなかったし、自然と輪の中に入っています」
ドラマ『99.9−刑事専門弁護士−』のシンガー・ソングライター役や主演映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』では濡れ場に挑むなど幅広い役をこなしているが、“与えられた役をしっかり演じたい”とキッパリ。
「役をいただいて台本を読んでからが、私にとっての課題、挑戦になるので、自分からこういう役を演じてみたいというのは今のところあまりないんです。今後も作品の規模に関係なく、面白い作品にかかわっていけるような役者でいられたらと思っています」
現在は大阪での撮影が続いていますが、撮影以外の楽しみは?
「基本的にはスタジオと部屋の往復の日々です。でも最近、少しだけ余裕が持てるようになったので、みんなでお好み焼きを食べに行ったり、ボウリングに行ったりして、とても楽しかったです!」
きしい・ゆきの◎’92年2月11日生まれ。神奈川県出身。’09年、ドラマ『小公女セイラ』でデビュー。’16年放送の大河ドラマ『真田丸』で、真田信繁の側室・たか役を演じて注目を集める。主演映画『愛がなんだ』が来春公開予定。