駆け込み結婚の4パターン
世間一般での離婚も増え、離婚そのものがもたらすパブリックイメージのダウンも年々縮小している。おしどり夫婦の離婚でもなければ、ニュースバリューも低くなっているのが昨今だ。
一方、結婚の場合。
本来、騒がれても問題のない結婚の場合、なぜ“駆け込み婚”を敢行するのか。
複数の芸能関係者の話をまとめると、
(1)相手が一般人のために騒がれたくないケース
(2)独身であることが人気の土台になっているため騒がれたくないケース
(3)年始に海外旅行に行く予定がある場合、人目に触れてもいいように公にしておきたいケース
(4)とにかく騒がれたくないジャニーズアイドルのケース
と分類できる。
「それからこういう理由もありますよ。ニュースバリューがさほど高くない芸能人の場合、ブログなどのSNSで発表しても、普段だと既存メディアでの扱いが思ったほど大きくならなくて、がっかり感を味わってしまう。
年末ならメディアに大きく取り上げられなくても、どさくさ感がありますから、すぐに忘れてもらえる。そんな安心感というか……」(芸能マネジャー)。
つまり、騒がれない芸能人的な惨めさを回避するために、あらかじめ予防線を張り巡らせておく戦略か。
歌や演技などでファンに喜びを与えるのが芸能人の宿命だが、冠婚葬祭でファンと共感しあえるかどうかも芸能人の人気の尺度になる。
「結婚発表には上手いも下手もあまりなく、所属事務所の手腕の差は出ませんが、離婚は慎重に事を運んだほうが無難。
新年を迎え、世間の空気も一変する直前の年末というのは、離婚の生々しさを払拭するには絶好の時期。芸能人が年末に離婚発表する時期はまだまだ続くでしょうね」(スポーツ紙芸能デスク)
<取材・文/薮入うらら>