「アメちゃん」てみんな持ってるの?

 大阪のオバチャンのマストアイテムといわれる「アメちゃん」。マジで持ち歩いてるの!? 大阪市内にある飲食店の男性店主からは、「100%持ってんで。“コレ食べぇ〜”ってお会計と一緒にくれんねん」との証言が。

インタビュー中でもかまわずアメちゃんを差し出すのが大阪のオバチャン
インタビュー中でもかまわずアメちゃんを差し出すのが大阪のオバチャン
【写真】ヒョウ柄に身を包むオバチャン、アメちゃんを差し出すオバチャン

 オバチャンはアメちゃんを持っているに違いない! 期待に胸を膨らませ、商店街で人のよさそうなオバチャンをキャッチ。すると、「持ってんで」と2つのアメを取り出し、記者にくれた。その後も数人からいただく。

 『オバチャーン』のメンバーにも聞いてみた。

「みかんアメと梅ねりは欠かさず持ってます~」(山本かつら)、「のどアメ、黒アメが定番。電車の中でも咳してる人がいてたら、知らない人でもあげるで」(浜由紀子)と、私物のアメを次々取り出し見せてくれる。知らない人にまでアメをあげているとは、恐るべし! 

 では、なぜオバチャンはアメを持ち歩くのか?

「甘いものを食べると元気回復になる。チョコレートとかだと、夏はべっちゃりしてまうけど、アメなら大丈夫やし」(浜)、「風邪予防と気分転換」(福井清子)と、健康面を理由に挙げる意見が多数。「大阪にはアメを作る会社が多いから、みんな持つようになったかもなぁ」(奥百合子)という説も。

 ちなみに若い女性にはアメのイメージがないけど、一体、何歳から持つもの?

「アメを持つようになったのは近所の子から“オバチャン”って呼ばれるようになってから。子どもの友達なんかにアメを渡すようになるのが、だいたいのきっかけやな」(舟井)

 アメちゃんは、やさしさのおすそ分けだった!


《PROFILE》
オバチャーン ◎“大阪のおばちゃんパワーで世界を元気に”をコンセプトに、ヒップホップに合わせて歌ったり、コントや漫才をしたり、ときには警察署のマナーポスターのモデルになったりと幅広い活動をするユニットグループ。