名前の由来は卑弥呼にトランプ?
氷見江の役名は、タイトルの“QUEEN”にちなんで卑弥呼が由来など諸説あるけど、真相は?
「ひょうひょうとしているのに実は心を開いていない、内面に冷たい部分を秘めている、というイメージを出したかったので、氷見とつけました。“QUEEN”には、氷見のカッコよさもありますが、彼女が困難な状況をガラッと変えるのがトランプの裏表をひっくり返すのにも通じるという意味も込めています」
関監督の指揮のもと、ワンシーンずつを丁寧に撮っている今作の撮影法は、映画に近いという。
「斬新でハッとするような映像に加えて注目していただきたいのは、“情報操作”の部分。劇中に出てくるさまざまな情報です。例えば本編のフェイクニュースを実際に検索して、たどっていくと面白い体験ができたりします(笑)」
1話完結の物語は、女性にとって身近に起こりうるスキャンダルで、サスペンスやミステリーの要素も。
「スキャンダルは、どちらかが善で片方が悪というより、むしろ双方の言い分の違い、知られたくない情報を隠したことによる誤解だったり、当事者のどちらにも問題があることが多い。女性を救うため、さまざまな問題を氷見たちはどう解決していくか? チェスでクイーンは“最強のコマ”といわれています。
数手先まで読んだ氷見の動きは、まさにそれ。ただ、天才的な能力と同時に、氷見は欠けた部分もあり、過去に大きな傷を抱えていて、今後、明らかになっていくのか。女性に見ていただきたい今作は、難しいことを考えず、キラキラしていてカッコいい氷見や登場人物の活躍を、明日の活力にしていただけたらと思います」
危機管理の弁護士は1千万円の“戦闘服”
女性弁護士というと、スーツをビシッと着込んだイメージだけど、氷見たち女性たちの服装はとにかく華やかで見逃せないポイント。
「華やかで活動的な女性を描きたかったので、衣装にもこだわっています。メインキャストの衣装やジュエリーは、世界的なラグジュアリーブランド、ブシュロンにご提供いただいています。初回のパーティーシーンで氷見が身につけていたアクセサリーは、総額1千万円ほど。さりげなくつけている真野(斉藤)の指輪は600万円はします」(加藤P)
毎回、登場するハイブランドの衣装&アクセサリーで、目の保養を!