10月22日、新天皇が国内外に即位を宣言される儀式『即位礼正殿の儀』が皇居・宮殿で行われる。
「“即位の礼”の中心的儀式で、新両陛下は和風の装束でお出ましになります。大正天皇が即位した際に作られた『高御座』に新天皇が、『御帳台』に新皇后がのぼられます。
『即位礼正殿の儀』が終わると、今回はトヨタ自動車『センチュリー』のオープンカーにお乗りになり、皇居から旧赤坂御所までをパレードします。その夜には、世界各国から集まったVIPたちとの祝宴『饗宴の儀』が開かれる予定です」(前出・皇室担当記者)
前回は計7回開かれた『饗宴の儀』だが、今回は規模を縮小して計4回になるものの、病気療養中の雅子さまにとって、負担は大きいだろう。
「一連の“即位の礼”に関連する儀式はどれも重要で、新皇后としてのプレッシャーもかかるでしょう。
さらに、皇后としての公務も増えます。『日本赤十字社』の名誉総裁を美智子さまから引き継がれ、5月の『全国赤十字大会』と8月の『ナイチンゲール記章』授与式も控えています」(東宮職関係者)
現在の両陛下が特に大切にされてきた『全国植樹祭』『全国豊かな海づくり大会』『国民体育大会』の「三大行幸啓」も引き継がれる見通し。来年以降は、両陛下が主催する年2回の『園遊会』も開かれるので、雅子さまのお仕事は“激増”してしまう……。
「外国からの賓客も参列する『即位礼正殿の儀』と『大嘗祭』には何としてもお出ましいただきたいので、それまではご無理なさらないほうがいいと思っています。“三大行幸啓”などのご公務もご出席されたほうがいいのは当然ですが、難しそうなら今年いっぱいはご欠席でもいいでしょう。即位関連の儀式・行事を無事終えられれば'20年以降は、多くのご公務にお出ましになれるのではないでしょうか」(山下さん)
そんな新両陛下をお支えする立場になるのが、『皇嗣』となられる秋篠宮さまだ。
「'20年の4月、秋篠宮さまが皇嗣になられたことを国内外に示す『立皇嗣宣明の儀』が行われます。皇位継承順位が1位となり、秋篠宮家のお立場はますます重要になっていきます。
さらに、今年3月に次女・佳子さまが国際基督教大学(ICU)、長男・悠仁さまがお茶の水女子大学附属小学校をご卒業。7月には、長女・眞子さまがICUの博士後期課程を修了される予定です。お子様方の進路先や就職先なども注目の的。
恋人・小室圭さんとの結婚問題を抱えている眞子さまですが、筆頭宮家の長女として、今後も変わらず公務にまい進されると思います」(皇室ジャーナリスト)
時代が大きく動く'19年の皇室から目が離せない。