ーー実際の受験時の話を教えてください。

「青学は11/1~11/5のうち、3日間も拘束されてしまうので、第一志望にしてしまうと実質、併願は不可能です。

 お兄ちゃんのときは、暁星と赤羽聖美に出願しました。暁星は一次で落ちたので、日程はかぶりませんでした。妹のときは都市大と東京女学館に出願するも、日程的に受けられませんでした。

 受験の際、お兄ちゃんのときは無我夢中で周りを見ている余裕もなく正直、何も覚えていない状態でしたが、妹のときは、試験会場でお兄ちゃんの同級生、幼稚園やお教室で一緒の方をお見かけしました。

 ここで会うということは、お互い青学が第一志望で他校は受けてないということなので、暗黙の一体感(=どちらかが負ける)という競争心を煽(あお)られました。合格後は、青学に来るか来ないか? 早稲田や幼稚舎は受けていたのか? という探り合いがなされていて笑えましたね。わが家は主人が出身ということもあり、特に何も聞かれませんでしたが(笑)

ーー実際、進学されていかがでしたか?

「このような表現が正しいのかわかりませんが、とっても楽しいです。保護者の家庭環境や金銭感覚もほとんど横並びで、お付き合いも楽ですし。

 保護者のみのパーティーなども行われるので、子どもを預けて夫婦でドレスアップし、先生や保護者の方々とホテルの宴会場でシャンパンなどで乾杯するのも、この学校に入学できて本当によかった! と幸せをかみしめる瞬間です。

 こうした機会を学校側が設けてくれるので、保護者同士も子どもなしで飲みに行ったりもしますし、家族ぐるみでお付き合いができるようになったのだと思います。

 あとは、芸能人の方に会えるのも、楽しみのひとつです。気さくに接してくださいますし、お子様への思いは他の保護者の方と変わらないので。運動会などにも積極的に参加されたりしていますよ!」

ーーどんなママ友達が多いですか?

「とにかくお酒に強い方が多いんです! 平日の夜から子どもを預けて、月に1回は飲み歩いていますね。

 何回シャンパンパーティーをしたか数え切れません。ランチでも“泡”いっちゃいますし。表参道のカシータのランチはスパークリング飲み放題もあるのでよく行きますよ。

 服装や宝飾品はそんなに派手ではないのですが、みなさん、エルメスの『ボリード』が学校指定鞄みたいになっています。私はエルメスなんて柄ではなかったのですが、妹も合格した際、主人に何とか入手してもらいました