見せたいというより、いつか見られる
デビューから華々しい活動をしていたオリジナルメンバー時代から一転、新メンバーが加入。新体制となった後はショッピングモールでツアーを行うなど地道な活動を続け、昨年の大ブレイクへとレールをつなげた。
「モールツアーに関しても、自分たちでレールを作っていったという意識はないです。モールツアーを提案したのもメンバーだし、当時の自分たちができることをしたにすぎない。場所に関係なく最高のパフォーマンスを見せるのが、DA PUMPというチームだと思っています」
吹き替えを担当したレーシングカーのエースがきっかけで、新しい世界を見るためにトーマスが五大陸を駆け抜けるが、メンバーに見せたい景色について聞くと、こんな答えが。
「見せたいというより、いつか見られると思っています。それは自信でも何でもなく、頑張って続けていれば見てくれる人たちもいるから、チャンスは巡ってくるはずなので。今年は6月に武道館、7月に大阪城ホールでコンサートができることになりましたが、メンバーたちが新しい景色を見られることについて喜んでいるのを見ると、こっちまでうれしくなりますね」
ちなみに今回演じたエースはお調子者のキャラ。自分の若かりしころとリンクする部分もあるのでは……?
「完全に調子に乗っていましたね(笑)。若くしてデビューさせてもらって、いい時代を過ごさせてもらったから、調子に乗らない人のほうが少ないと思う。振り返ると、本当に嫌なやつだったと思うし、今なら当時の自分とはまず友達にはならない(笑)。
年齢を重ねたことももちろんですが、グループが7人になり、自分が率先して動かないといけない場面も増えたことで、謙虚に。でも遠慮せずに……という、今のスタンスになれた気がします」