『AAA』のリーダー・浦田直也が起こした女性暴行事件に、のんびり週末を過ごしていた人たちはビックリ仰天だっただろう。
芸能界の歴史の中で、“暴行事件”は数あれど、コンビニで面識のない女性をビンタした事件は、初めてかもしれない。
彼は、逮捕された翌21日の夕方5時過ぎに釈放されたのだが、そのあと3時間たらずで謝罪会見を開いたのだった。
驚くほどスピーディーな対応に、エイベックス所属だけあるな、と思ったのだが──。
“バタバタ”な会見
会見はエイベックスの本社で行われた。釈放前から会見を開くことを決めていたのかもしれないが、セッティングに十分な時間があったのかどうか疑問が残る。
18時30分に受付開始というプレスリリースを18時過ぎにメールで受け取った記者もいたようで、取材する側もかなりバタバタだったのだろうと想像できる。
日曜日ということもあって、エイベックスの広報担当者と名刺交換したことがある記者たちに直接連絡が届いたようだ。
それにしても、今回のような謝罪会見はあまり見たことがない。
事件の当事者である浦田の態度が目に余ると感じた人は多かった。会見の冒頭で、カメラのフラッシュを浴びながら浦田は、
「この度は私のあってはならない行動により、被害者の方にご迷惑をお掛けした事をお詫びいたします。本当に申し訳ございませんでした」
と、深々と頭を下げた。続いて、
「自分の立場があるのに泥酔し、記憶をなくすまで飲み、あってはならないことをしたことを心から反省し、心からお詫びいたします。ファンの皆様、AAAのメンバー、関係者の皆様、家族、本当にたくさんの方にご迷惑をおかけしました」
と述べ、活動自粛を発表。
ヘラヘラしていて、ただ謝罪の言葉を並べているようにも思えたが、ここまではまだ良しとしよう。