実年齢の自覚があなたには、ありますか? 「若く見えるね」という他人からの褒め言葉を鵜呑(うの)みにし、本気にしていませんか?  

 婚活ライターをしながら、仲人としてもお見合いの現場に携わる筆者が、目の当たりにした婚活事情を、さまざまなテーマ別に考えていく連載。今回は、「婚活において大切なのは実年齢! 自覚せよ!!」です。

写真はイメージです

写真よりも老けていて、同い年に思えない

 先日、私の会員の葉子さん(39歳、仮名)が、他の相談室の同じ年の男性、裕太さん(仮名)からお見合いの申し込みをされ、お会いしました。私がお立ち会いに伺ったのですが、裕太さんは、背こそ160センチなく小柄だったのですが、顔はハンサムで素敵な方でした。

 お見合いを終えた葉子さんから、すぐにLINEが来ました。

「楽しくお話ができました。今日の方は、交際希望でお願いします」

 ここのところお見合いをしても、男性と話がうまく噛み合わなかったり、まったくコミュニケーションがとれなかったりが続いていたので、葉子さんとしては、久しぶりの好感触を得た出会いだったようでした。

 ところが、お相手の裕太さんからは、お断りが来たのです。その理由がこうでした。

「写真よりも女性が老けていました。そこでテンションが下がってしまった。同い年の女性には見えなかった」

 自会員だから欲目で言うわけではありませんが、葉子さんは、39歳でもスレンダーな体形をキープしているし、おしゃれだし、美人さんです。

 裕太さんは、小柄だしスタイルのいいハンサムなので、おそらく他人に実年齢を言ったときに、「え〜っ、若く見えますねぇ」と言われる機会がこれまでも多かったのでしょう。

 ですが、私には二人が同い年に見えたし、彼が39歳よりも特別若い容姿には見えませんでした。