「私には、年上すぎます」って、5つだけですが
由美さん(46歳、仮名)は、美人でスタイルもいい。おそらく、「きれいですね」という褒め言葉を、これまでたくさん言われながら年を重ねてきたのでしょう。
入会登録後、50代男性からのお申し込みがたくさんありました。ところが、50代の男性のお申し込みは、まったく受けませんでした。
申し込むのは、年下ばかり。上でも48歳くらいまで。この狭い年齢ゾーンで申し込むので断られることが多かったのですが、それでもたまに受諾をされることもありました。
そうしてお見合いをすると、たいていは由美さんからお断りを入れていました。その理由がいつも決まっていました。
「今回の方、『結婚しても子どもは考えていない』『いらない』とおっしゃるんです。私は子どもを授かることをあきらめていないので、子どもをいらないと思っている方とは結婚できません」
妊娠する年齢には個人差があり、45歳を過ぎても子どもを授かっている女性は確かにいます。先日も、知り合いの仲人さんの相談室を成婚退会した46歳の女性が、47歳初産で、元気な女の子を出産しました。
ただこうしたケースはまれで、46歳の女性と結婚して子どもを授かろうと思っている男性は少ないと思います。
由美さんの申し込みを受けてくださる男性は、「子どもはもういらない」という方たちでしょう。「一緒に人生を歩いていけるパートナーを探している」のだからこそ、年齢の近い美しい由美さんとお見合いしてみたいと思ったのではないでしょうか?
あるとき、51歳で年収が1200万円ある男性から、由美さんにお申し込みがありました。お写真も若々しくて素敵。私が、「とても条件のいい方だし、ハンサムだし若々しい。この方は会ってみましょうよ」というと、由美さんがこう言ったのです。
「51歳ですか? 私には、年上すぎます」
「ええ〜っ!」と思いましたが、結婚相手はご自身が選ぶものですから、私はそれ以上、何も言いませんでした。
でもね、5つは、上すぎませんって(笑)!