韓国の若手トップ女優シム・ウンギョン(25)と、日本で高い人気を誇る実力派、松坂桃李(30)が共演! 日・韓それぞれの国を代表する2人の役者が巻き起こす“化学変化”とは── ?
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シム・ウンギョン(以下、シム)「私は松坂さんのことを噂で“マジメな俳優さん”と聞いていて」
松坂桃李(以下、松坂)「そんなふうに言ってもらえてるんですか(笑)」
シム「はい! 共演したいと思っていたのですが、こんなに早く一緒にお仕事ができるとは思ってもいませんでした」
松坂「そう言っていただけて光栄です。僕もウンギョンさんとご一緒したいと思っていたので、うれしい限りです」
──現場ではどんな話を?
シム「(松坂が出演したドラマ)『ゆとりですがなにか』が大好きです! って」
松坂「ありがとうございます、と(笑)」
シム「でも、それを言ったっきり、あまりコミュニケーションがとれなかったんです。結構、距離感のある役同士だったので」
松坂「お互い、役に没頭していて。内容もシリアスというか、かなり斬り込んだ作品なんです。脚本を読ませていただいたときは、“こんな攻めた映画を作るのか!”とすごく驚きました」
こんなにも刺激的な体験になるとは
──松坂が話すとおり、2人がW主演を務める映画『新聞記者』はここ数年、国内で起きた政治事件をモデルにしたドラマが生々しく展開していくという、かなり衝撃的な内容だ。セリフはもちろん日本語。言葉の壁に、シムは相当、苦労したそう。
シム「日本語は、イントネーションや発音がすごく難しいんです。さらに私は新聞記者の役なので、できるだけ正確に言葉を使わなくてはならない。言葉だけではありません。芝居に対する“真心”が大事だと思って一生懸命、頑張りました」
松坂「日本語、めちゃくちゃ上手ですよね。撮影から半年しかたたないのに、さらにうまくなっていて。芝居に対するストイックさも含めて、本当に尊敬します」
シム「(照れ笑いを浮かべ)ありがとうございます」
松坂「ウンギョンさんは現場でヒントを吸い取って、その都度なめらかに変化していく。違う国や環境で育ってきた人同士が同じ空間で芝居をすることが、こんなにも刺激的な体験になるとは思ってもいなくて、大きな発見でした」
シム「私はそんな松坂さんから学んだことが多かったです。芝居のことをよく考えてる姿をお見かけして、見習わなきゃって。私はちょっとのんびりタイプなので」
松坂「いやいや、十分すぎますよ(笑)」