─今後、発売の可能性は?
「だから、YUKIに聞いて。ソニーの人は全員、YUKIを恐れているワケよ。解散後、俺はソニーの仕事はしていない。ソニーは、俺に依頼したら怖いと。YUKIさんが怒ったらどうしようって……」
TAKUYAは冗談めかしながらも、当時のジュディマリには戻れないと言う。
「みなさんでリクエストしてください。YUKIさんのほうにも。たまには同窓会しませんか? ってね」
と、恩田は続けた。
トークイベント終了後に、五十嵐を直撃した。
─ファンは再結成を望んでいるようですが?
「今でもジュディマリがみなさんの記憶に残っているということは、うれしいですし、ありがたいですね」
─解散の原因は、TAKUYAさんと恩田さんの対立とも言われていましたが?
「TAKUYAも恩田も、何もわだかまりがないから来てくれた。これが、すべて。このイベント以前にも3人でしょっちゅう会っていますよ」
─YUKIさんとTAKUYAさんが、過去に交際していたことを今も引きずっていることはない?
「今は関係ないよ。ふたりとも大人だからさ」
─YUKIさんの夫であるミュージシャンの倉持陽一さんも、再結成を許可してくれますかね?
「みんな大人だから、昔のことは気にしないですよ」
─あとはYUKIさんの決断を待つだけですか?
「実は、ソニーには2度連絡して、YUKIに会いたいと伝えました。しかし毎回、折り返すと言われたまま、連絡はありません。彼女のコンサート会場に恩田と行って会いたいと言っても、楽屋に入ることすら許されません」