野島伸司先生は、イケメンでお酒好きだけど(笑)、“すごい”先生でしょう。どうして“すごい”のか、今回よくわかりました

 こう流暢(りゅうちょう)な日本語で語るのは、韓国では“バラードの皇帝”“鼓膜彼氏”と称される国民的アーティストであり、マルチタレントとして韓国芸能界になくてはならない存在でもあるソン・シギョン(40)

 昨年からは日本でも本格的に活動を開始。着実に認知度を高めている。

 現在、配信中の野島伸司が脚本を務めるドラマ『百合だのかんだの』(フジテレビ系・金曜深夜24:55~で放映中)では主題歌『ハチミツ』(作詞:野島伸司)を担当。7月10日より楽曲の配信もスタートした。

 思わずハミングしたくなるようなアップテンポの曲調が特徴で、“バラードの皇帝”なのにちょっと意外?

「“バラード歌手”といわれているからといって、それしか歌わないと決めているわけじゃないですから(笑)。ただ、韓国では、20年もキャリアがあると、自分がやってきたこと、やりたいこと、みんなが自分のイメージに求めていることが違って悩まされることがあります。でも日本では、まだキャリアなしの新人だから、そのあたりを悩まずに何でもやれるのがとてもうれしいですね

 新境地に戸惑うのではなく、楽しむ姿勢が頼もしい。

今回のドラマの件で、野島先生といろいろお話をさせていただいたのですが、先生は好奇心が強くて、情報を自分なりに理解したい、表現したいという思いが強い方です。あと、韓国の芸能界にも興味があるらしくて、いろいろ聞かれましたね。僕の話が、いつか野島先生の作品になるかもしれません(笑)