年齢制限がなく、保証人も不要
URは高いというイメージがあったので、まったく選択肢に入れてなかったが、実家の近くに古くて大規模なURがあることに気づき、当たってみたところ、目からウロコの発見があった。
最近、テレビのコマーシャルでも流れているので知っている人も多いと思うが、URはおすすめだ。「抽選でしょ」と言う人がいるが、都営住宅は抽選だが、URのほとんどは、申し込み順なので急がなければ入居できる。しかも、民間では高齢を理由に入居を拒まれることが多いが、URでは年齢規制はなく、たとえ100歳でも入居できるのだ。しかもしかも、高齢者がネックに感じる保証人も不要だ。素晴らしくないですか。URがこんなに進んでいるとは、うれしい驚きだった。
民間賃貸住宅との大きな違い、URのメリットは下記の4つだ。
(1)礼金なし
(2)仲介手数料なし
(3)更新料なし
(4)保証人なし
URでは申し込み資格を設けており、家賃に対して申込者本人の平均月収額が基準額以上あること、または、現在の貯蓄額が基準額以上あることなどが条件になっている。本申込に必要な書類は、基本的に住民票の写しと、家賃が払えるかを証明するものだけだ。例えば、サラリーマンなら前年分の源泉徴収票と本年度の課税証明書(または本年度の住民税決定通知書)、自営なら前年分の納税証明書など。
つまり、家賃が払えるかどうかのチェックだけで、年齢、国籍を問わずに入居できるのがURなのである。入居も簡単だが退去も簡単。退去の2週間前までに申し出ればいい。
民間のように大家さんの都合で追い出される心配もなければ、家賃や管理費を突然、値上げされることもない。大家さんに突然、部屋をトントンとノックされることもない。ストレスフリー、賃貸でいながら安心して死ぬまで暮らせる住まいが、URなのだ。
若いうちから、分不相応な額の借金を背負って生きる時代は終わった。これからは安心して暮らせることを第一に考えて住まい選びをするのが賢明ではないだろうか。
断っておくが、わたしはURの回し者ではないので、実は、あまり褒めたくないのだが、「保証人なし」は素敵だ。民間もURに従って変わってほしい。