陶芸ならではのプレセントも
演じる喜美子は女性陶芸家の草分け的存在になっていくということで、陶芸の稽古にもかなり励んだらしく、
「撮影に入る前の稽古の約3か月間で、20点近い焼き物を作らせていただいて、そのうちのひとつは共演者の大島優子さんにプレゼントしました。女性の陶芸家は少ないと聞いていて、“どうしてなんだろう”と思っていたのですが、実際に経験してみると本当に力のいるお仕事で、そう言われている意味が少しわかったような気がします。
陶芸の先生に教えていただいているときも、先生の使っている土の硬さでは、私には力も体重も足りなくて、練ることすらできなかったんです」
喜美子を演じるために、こんな準備も。
「もともと太りにくい体質なので、病院に行ってきちんと自分の身体を知るという意味で検査をして、自分に合った運動法だったり、食生活を見直しました。
特に15歳を演じたときは、10代特有の丸みを表現したかったので、タンパク質よりも炭水化物を意識的にとって。1食で1・5合食べるときがあるくらいたくさん食べて、ジムに行って運動をしていました」