実際にされたにおわせを編集部が再現。タバコを吸わないのに灰皿。元夫の名前を思わせる『純喫茶』
実際にされたにおわせを編集部が再現。タバコを吸わないのに灰皿。元夫の名前を思わせる『純喫茶』
【写真】“におわせオンナ”が投稿したSNSを完全再現!

“怖いおばさんにはなりたくないよう”

 ケータイのスクリーンショットでにおわせ投稿をすべて保存した。そのうえで元夫を問い詰めると、

「はぐらかされましたね。“勝手に好意を持たれて困っている”とか苦しい言い訳を展開していました。子どものこともあるし、これで彼女と別れるなら夫婦関係をやり直そうと思ったんですけど、相手もしぶとくて。

 元夫に言われたのか写真でのにおわせはなくなりましたが、今度は私への文句をにおわせてきました。“怖いおばさんにはなりたくないよう”とか年末年始の夫の実家の里帰りには“彼氏が今日キモイおばさんと過ごさなくちゃいけないんだってぇ。かわいそう”などと書いていましたね。ひっぱたいてやろうか、と思いました(笑)」

 バカな女にひっかかる元夫に辟易したという唯さんは証拠を持って弁護士に相談に行った。

「これだけ証拠があれば慰謝料が双方から取れると言われました。ほとんどの場合は元夫側からしか取れないみたいなんですけど、バカなにおわせ女からももらえるということで、即、調停に踏み切りました」

 唯さんと離婚までは考えていなかったという元夫だったが、証拠の数々に観念したのか調停から半年足らずで離婚が成立。におわせ女からも数十万円の慰謝料をもらえた。

「スッキリしましたね。20代で百万近くの出費は相当痛かったんじゃないかな(笑)。元夫からはそれ以上の何百万単位でもらったし、養育費も上限ギリギリの額で合意できました。すべてはにおわせのおかげです」