40代以上もロングヘアでOK、ただし長さはブラ線まで

「年をとってからの長い髪はみっともない」そういう向きも世間にはある。

 だが、MAYUMIさんによると、似合う長さと年齢はまったく関係ないという。

「年齢によって似合う髪型はもちろん変わってきますが、必ずしも長さを変える必要はありません。変える必要があるのは、髪のサイズ。例えば、ロングが好きなら、長さはそのままでもストレートは卒業しましょう。卵型シルエットになるように補正するカットや、パーマで動きを出すシルエットにするといった調整が必要です」(MAYUMIさん、以下同)

 つまり何歳になったからといって“髪を短くしなければならない”ということはない。逆にショートも、

「髪を切ったら若見えする、ということでもありません。ショートならフェミニンに見えるふんわりしたシルエットを意識して」

 たしかにショートが直線的になりすぎて、中性的ムードをまとっているオトナ女性もよく見受ける。

 ロングの長さにも、きちんとした約束事がある。

「背中のブラジャーの線まで。これが素敵に見える限界値です。これ以上は伸びっぱなしで、ちょっとコワイ印象になる(笑)。髪の長さは身長の3分の1を越えないほうがバランスがいいですよ」

 美容室でいう長さの基準は、セミロングだと鎖骨の下あたりまで、肩から鎖骨くらいの長さはミディアム。あごから肩までの長さならボブ、ボブより短いのが、いま40代以上に流行中の「ボブレイヤー」だ。

「短くしたいなら、フェイスラインをカバーしやすく、後頭部のボリュームが出るボブレイヤーがおすすめ。また、カウンセリングのときには身長も考慮します。160センチ以下なら長さはセミロングまで。165センチ以上ならショートだとカジュアルになり老けて見えるのでロングが◎です」