「来年1月からスタート予定のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』に出演予定だった沢尻エリカが、麻薬取締法違反容疑で逮捕されたことを受け、NHKはすぐさま代役探しに奔走していました。大河に出演実績のある蒼井優や貫地谷しほり、広末涼子などの名前が候補に挙がっていたのですが、結果的に大河初出演となる川口春奈が大抜擢されたのです」(スポーツ紙記者)
沢尻が演じる予定だったのは、染谷将太が演じる織田信長の正妻である濃姫という準ヒロイン的な役どころ。すでに10話以上収録ずみだったため、放送開始に間に合うように、12月初旬から撮り直しに参加できる女優が条件だった。
「濃姫は初回からほぼ1年間登場する重要な役で、スケジュールを押さえられることが絶対条件。川口は来年の新春にフジテレビ系で放送予定の『教場』に出演しますが、以降のスケジュールが確定していなかったことから、白羽の矢が立ったのです」(NHK関係者)
時代劇自体が初挑戦だという川口の芸能界デビューは早く、12歳のときだった。
「五島列島の離島・福江島(ふくえじま)出身の彼女は、12歳で女子小・中学生向けファッション誌『ニコラ』のモデルに。'09年のフジ系月9ドラマ『東京DOGS』から女優としても活躍し始め、近年では日本テレビ系で放送された連ドラ『愛してたって、秘密はある。』や『イノセンス 冤罪弁護士』、テレビ朝日系のドラマ『ヒモメン』などにヒロインとして出演しています。
清純派女優として映画やCMにも起用され、徐々に演技力を磨いていました。かねてから“朝ドラヒロインを演じるのが夢”だったそうで、今回のNHKの連ドラ出演は、本人としても吉報だったでしょうね」(テレビ誌ライター)