姉は倒産危機を救った人物
福田さんの姉は龍角散の倒産危機を救ったともいわれる『おくすり飲めたね』の開発者で業界では有名な人物。'18年3月には当時の『林先生が驚く初耳学!』(TBS系列)でテレビ出演も。
しかし、自宅待機を命じられた福田さんと同時に、姉も7つの役職をすべて解職され、千葉県香取郡多古町の工場に異動となり、10月からは自宅待機に。
「姉妹で会社に損害を与えたとの理由でしたが、パワハラではないか、と社内もざわついていました。自ら“独裁者”と名乗る社長は自分以外に目立つ人間が気に入らないのだと思います」(龍角散関係者)
会社側の圧力人事を感じ取ったのか、当初セクハラを証言していた社員らは次々に態度を翻(ひるがえ)していき……。
「不可解なのは、セクハラをされた相田さんは業務委託だったのに'19年1月付で社員に登用されているんです。会社の人事異動は通常4月と10月ですし、業務委託の人間が社員になるのも異例。一方で、セクハラがあったと最後まで証言した男性契約社員はこの9月に解雇されました」
藤井社長の主張を聞こうと自宅を訪ねたが応答はなく、龍角散は週刊女性の取材に6月の提訴時に発表した「ホームページのプレスリリースのとおり」と言うのみだった。