メーガン妃、本当の狙いは…
イギリス本国だけではなく、イギリス連邦に属している南北アメリカやアフリカの国々に“君臨”する英国王族たちの活動範囲は広範で膨大。王位継承権順位6位の若きプリンスの離脱はかなりの痛手だ。
そんな大事をヘンリー王子が主導したとは考えにくく、
「今回の“脱退宣言”はメーガン妃による計画的なもので、いずれはヘンリー王子との離婚も視野に入れているのではないでしょうか」
と見るのは、『イギリス王室 愛と裏切りの真実』などの著書があるジャーナリストの渡邉みどりさん。
「英国の世論調査で、今回の判断は夫妻のどちらの考えだと思うかという質問にヘンリー王子は2%、メーガン妃は48%で両者は33%。英国民も王子が尻に敷かれていると考えているようです」
王子より3歳年上のメーガン妃は、アメリカ出身で黒人の父をもちすでにバツイチ。11歳のときに食器用洗剤の広告に異を唱えようとヒラリー・クリントン大統領夫人(当時)に手紙を送るなど、才気あふれる女性だった。
「女優になるまでには、アメリカ大使館でインターン活動をして国連機関の活動をするなど上昇志向と自己主張が強い女性といわれてきました。だから、メーガン妃にとって英国王室に嫁ぐことはひとつのステップだったと考えることもできます」(渡邉さん)
そんなメーガン妃に英国王室や国民も最初は寛大な姿勢をとったが、
「人前でのハグやキスなど王族らしからぬ振る舞い」「3億円以上かかった自宅(フロッグモア・コテージ)の改修」「アーチー王子出産前の妊婦を祝うベビーシャワーに5000万円の費用」
などなどが非難の的に。さらにはメディアを提訴し、「私に“大丈夫”と声をかけてくれる人が周囲にいない」とインタビューで語り、国民からの反感が強まっていた。
「どうしてもメーガン妃が王室に適応できないのであれば、公務の数を減らし、育休をとるなどの選択肢もあったはずです。しかし突然、離脱するような動きはメーガン妃のワガママと言わざるをえないと思います」(デーブさん)
そんな状況なので、メーガン妃が離婚に躊躇なく、王室もそれを見越しているのではと前出の渡邉さんは見通す。
「仮にメーガン妃がヘンリー王子と離婚して王室を離れても“元妃”という絶大な肩書は残るので、女優業でも広告業でもビジネスを展開できるはずです。いざそうなったときにヘンリー王子が王室にスムーズに戻れるように、女王は問題がこじれないようにしたのだと思います」