《今の僕の想いは、大好きな待ってくれているスタッフ、そして何より、30年、30年以上誰よりも一緒にいて苦楽を共にした、相方の横に戻りたいです》

 1月29日、YouTubeチャンネル「宮迫ですッ!」を開設し、あらためて“謝罪動画”をアップした、雨上がり決死隊の宮迫博之(49)。実質、復帰への第1歩を踏み出した。

 そんな中で、《相方の横に戻りたい》と“相方愛”を吐露していた宮迫だが、その“真意”はどうやら別のところにありそう。彼の“相方”といえばもちろん、蛍原徹(52)。

「“宮迫のおかげで今の俺がある”と蛍原さんが公言しているように、雨上がりは、大阪時代を含めて宮迫さんが引っ張ってきたコンビです。それは宮迫さん自身も自負してきたところで、蛍原さんはいわば目立たない“じゃないほう”でした」(放送作家)

 それだけに闇営業騒動による、宮迫の離脱は“痛恨”だった。特に、彼らの代表番組『アメトーーク!』(テレビ朝日系)は存続危機もささやかれるも、結果、蛍原1人で番組を回すことになる。

宮迫不在で輝くようになった蛍原

「目も当てられないほどにテンパっていた蛍原さんですが、一所懸命に役割をこなし、出演する芸人仲間のサポートもあって進行は次第にスムーズに。それどころか、蛍原さんがおもしろいんですよ。若いスタッフも“あんなに面白い人だったんだ”と見る目を変えています。宮迫さんに“おんぶにだっこ”だったのかもしれませんが、“ピン”になって吹っ切れましたね」(テレビ局スタッフ)

 肝心の視聴率も、宮迫出演時と比べて遜色ないようだ。年末恒例のSP放送も、'18年が11・7%だったのに対して、昨年は14・3%と大幅にアップしている。

「もちろん、企画内容にもよるので一概に比較できないですが、おなじみの“レギュラー”陣に加えて、“第7世代”を中心とした若手がのびのびと出演できていることも大きい。蛍原さんは“遠慮しないで、どんどんいってな”と声掛けをしているみたいですよ。そんな人柄もあってこそですね」(前出・テレビ局スタッフ)

 つまりは、宮迫がいなくても番組が成立してしまっているというわけだ。当然、早々にお声がかかると思っていただろう彼にとっては面白くはない状況か。

「現在は、(明石家)さんまさんの預かりになっていますが、ここにきて慎重になっていると言います。案外、さんまさんは世論を読みますからね。そんな復帰の見通しが立たない現状を打開しようとして、今回のユーチューバーデビューに至ったのでは?」(ワイドショースタッフ)

 さらに危機感と焦燥感をあおったのが、昨年ともに謝罪会見を行い、謹慎していたロンドンブーツ1号2号の田村亮だ。1月30日にトークライブで約半年ぶりの復帰を果たす亮。終了後には、相方の田村淳も同席し会見に臨むという。

「実は、亮さんの謹慎後、受け皿となる新会社を設立したり、各方面の取材にも応じ、ツイッターなどのSNSで真意を述べたりと、復帰に向けて奔走してきたのが淳さんです。すべては亮さんへの“コンビ愛”があってこそ。

 一方の蛍原さんといえば、自分の仕事で手いっぱい。宮迫さんの復帰は望んでいるものの、もともと器用な方ではありませんし何も動けずにいると言います。宮迫さんの動画メッセージは、“お前、もっとしっかりせぇよ!”という、相方に向けたプレッシャーなのかも(苦笑)」(芸能レポーター)

 “相方の横”というよりも、“アメトーーク!の席”に戻りたい?