得意の英語を生かしての公務
愛子さまの単独公務デビューにふさわしい舞台は、今夏に控える東京オリンピックが有力候補だと話すのは、前出の渡邉さん。
「4月から大学生になられる愛子さまが、今夏に控えている東京五輪で“単独公務デビュー”を果たされる可能性は高いと思います。
五輪が行われるころは夏休みで動きやすいでしょうし、得意の英語を生かして、海外からの賓客対応や、競技の観戦にお出ましになるのではないでしょうか。
眞子さまは高校生、佳子さまは大学生のころにそれぞれ初の単独公務を経験されているので、愛子さまも大学1年生の今夏デビューが有力だと思います」
語学が堪能な愛子さまは以前、デンマークやスウェーデンの王族が来日した際、両陛下とともに懇談の場で英語を披露されたこともある。
しかし、五輪でのご活躍ぶりが、国民を刺激してしまう可能性もあると話すのは、ある皇室ジャーナリスト。
「愛子さまが初の単独公務にお出ましになれば、当然メディアも大きく報じます。東京五輪という盛り上がりに加えて、愛子さまのご活躍が、国民の抱く“愛子天皇待望論”をさらに加速させてしまうと思います。
昨秋に共同通信社が行った調査によれば、女性天皇を認めることへの賛成は80%を超えましたが、さらなる支持を得るかもしれません」
政府は今年5月以降、安定的な皇位継承の議論を始める予定で、『女性天皇』や母方が天皇の血筋を引いた子どもが即位する『女系天皇』についても、話が及ぶだろう。
「いずれは悠仁さまが皇位を継がれることになりますが、もし結婚後に男子が生まれなければ、皇室にとって何よりも大切な皇統が途絶えてしまう危険性があります。
そうならないための議論が始まり、政府が女性・女系天皇容認に舵を切った場合には、愛子さまが皇位継承順位の1位になることもありうるのです。実際、悠仁さまが誕生されるより前に“愛子天皇”を視野に入れた『皇室典範』の改正に関する議論が行われた過去があります。
しかし、実はその時期に天皇陛下(当時の皇太子)が、愛子さまの即位に関して難色を示されたという話があるのです」(侍従職関係者)
その裏には、陛下はもちろんのこと、雅子さまの“母心”も反映されていたのは想像に難くない。