(4)遊び:非常時だからって「甘くならない」
ストレス発散には、やっぱり遊ぶ時間はもちろん必要だが、そう何度も友達と外出することは現実的に難しい。
「そうなると、親も子どもに対して普段よりもどうしても甘くなりがちですが、そこをグッとこらえて、甘くならないようにして。最低限、遊ぶ際のルールを決めること」
特にスマホの使用には注意。
(5)遊び:スマホのルールは「充電1回まで」
「動画鑑賞やゲームに触れる時間も増えてしまいがちですが、これは注意してほしいですね。特にゲームは、1日2時間を超えると依存傾向が出てくると言われています。この依存はハマることの延長ではないんです。“疾病”として認定されています。ギャンブルや麻薬への依存と同じで、自分では止められなくなってしまうから恐ろしいんです。ゲームにハマりがちなのは特に男の子ですね」
一方、女の子は、
「SNS。これは“絆依存”というんですけれど、女の子は寂しさや孤独感から誰かとのつながりを求めがちなんです。ちょっと油断すると、スマホのSNSアプリを通じて性犯罪などに巻き込まれる可能性も出てきますから」
ただし、“スマホは1日〇時間まで”という時間制限ルールは、意外とうまくいかない場合が多いそう。
「そもそもゲームやユーチューブの動画なんて次から次へとものすごい楽しい動画が流れてくるんだから、大人でも時間ではなかなか区切れないでしょう? だから効果的なのは、スマホの充電は“1日1回まで”とか“1週間に3回まで”とか回数を決めること。そうすると子どもは充電が切れないよう、親子で決めたルールの中で計画的に使うようになるんですね。ルールを決めるときも、ママやパパが上から目線で一方的に押しつけるのではなくて、子どもと相談しながら一緒に決めるということが大事ですね」