《私、去年の税金に関する問題が発覚しましてから4か月ちょっと自粛していましたが、このたび活動再開させていただくことになりました》
3月7日にローカルラジオ番組で復帰を果たした、チュートリアル徳井義実。昨年10月に、度重なる所得税などの申告漏れや無申告を指摘され、活動を自粛していたのだが……。
「正直なところ、復帰は時期尚早と言わざるを得ないと思います。1億円を超える申告漏れは、逮捕されてもおかしくはない“脱税”案件ともとれます。会見で発した“ルーズ”という言葉も印象はよくなく、本当に反省をしているのかと問われかねませんね」(芸能レポーター)
公金がらみの不正に世間はシビアで
徳井の復帰を受けて、和田アキ子は「しれっとなんか……、普通は記者会見でもして復帰するのかなと思っていた」と、やや納得のいかない様子。さらには“身内”である、吉本興業の先輩芸人のほんこんも「これは絶対にあかんて!」など、それぞれの出演番組で苦言を呈したのだった。
それでも、1日も早く復帰したい理由があったのだとも。
「バイクや腕時計などの趣味や海外旅行などのレジャーと、浪費癖は相当なもの。そして都内に2億円近いマンションを、ローンなしで一括購入したという報道もありましたし、手元に現金は残っていないのでは? 今回はしっかりと申告しているでしょうが(苦笑)、昨年度の税金も払わなくてはなりません。まあ、カネが必要なのでしょう」(前出・芸能レポーター)
徳井自身は全身全霊で謝罪したことで、今まで通り“売れっ子”芸人としての活動再開を描いていることだろう。しかし、うまく“こと”は運ばないようだ。
'12年5月、実母の生活保護受給の疑惑が発覚し、謝罪会見を開いた次長課長の河本準一。
「当時、弁護士を同席させて“不正ではない”と主張していましたが、国民の血税を不当に得ていたことは事実。費用の返還をしたものの、レギュラー番組を次々と降板することに。超売れっ子から一転、嫌われ芸人となってしまったのです」(ワイドショースタッフ)
それでも会見から約4か月後、テレビ復帰を果たした河本だったが、
「テレビに出るたびに《不快》《嫌い》《チャンネル変える》などと、ネットを中心に批判の声があふれました。また自身のブログを更新しようものなら、何かにつけて蒸し返すようなコメントがつけられるのです。現在のレギュラー番組はローカル局のみとなっています」(前出・ワイドショースタッフ)
例えば新型コロナウイルスの状況を伝えようと、更新した2月25日のツイッターでは「電車でマスクをしていない人がいた」ことに言及し、
《みんなその人に背中向けてた。深刻やなぁ。人の行動が差別を生まなければ良いが》
と、至極まっとうな意見をつぶやいた河本。ところが、
《生活保護を不正受給するという行動をしても差別されないから大丈夫やろ》
《あんたの生保の件はまた差別とはちゃうで》
《おまえは黙っとけよ。何を言っても説得力ないから》
8年が経った今も、世間から許されることなく、いまだ批判にさらされているのだ。
「ネット特有の“粘着”体質もありますが、河本に対してアレルギーのような“拒否反応”が起きているのです。特に税金や公金がらみの“不正”に対して世間はシビアで、不倫や薬物、闇営業以上に嫌われる要因になりえますからね」(前出・ワイドショースタッフ)
先日、『週刊女性』はネットテレビ版『テラスハウス』への出演を徳井に直撃し、記事を掲載したのだが、
《視聴者をバカにし過ぎです。逮捕されてもおかしくないのに》
《悪質な脱税、バレたから払うかって言う凄い悪ですよ(原文ママ)》
《世論はこれを絶対に許さないし、テレビの復帰はあり得ない》
などのコメントが殺到。河本同様の“アレルギー”反応が、早くも徳井にも起きていた。
「ネットの声が大きく反映される時代です。好感度が高かっただけに、嫌われてしまうふり幅も大きい。スポンサーも、ゴールデンタイムならなおさら徳井の起用に難色を示すのではないでしょうか。実際のところ、ネットテレビやローカル局、深夜番組で出演できれば“御の字”というところ」(前出・ワイドショースタッフ)
多大な代償を支払うことになりそうだ。