運命的な出会いとは

三池崇史さんが監督を務めたドラマ『ケータイ捜査官7』('07年)の主演に抜擢されたんです。その際に言われた三池監督の“10年後に窪田を選んだ理由がわかる”という言葉に救われたようで、三池監督の期待を裏切らないために、そこから本気で芝居に向き合ったそうです」(芸能プロ関係者)

 三池監督とは今年公開された映画『初恋』で約10年ぶりに本格的にタッグを組んだが、久しぶりに会った感想を三池はウェブインタビューで、

コツコツと積み上げてきたなと感じました。ひとつひとつの役に正面から取り組んでく中で、認められ、掴み取ってきたものを感じました

 恩師ともいえる三池の期待に見事、応えたようだ。しかし、それまでには葛藤した時期もあった。芝居に目覚めた窪田を売り出すため、事務所がアイドルのような売り方をすることにしたのだ。

役者としてのランクを上げるために、アイドル的な展開もすると言われ、悩んだ時期もあったそうです。三池監督との出会いで演技に目覚めたことで、本音は硬派な映画などの仕事をしたかったそうです」(前出・芸能プロ関係者)

 しかし王道の恋愛映画から、朝ドラ『花子とアン』など幅広い作品に出演したことで、一気に知名度を高めることに。

『花子とアン』の直後ぐらいまでは実家に住んでいたようで、商店街でもよく見かけましたよ。“朝ドラ見ているよ!”と声をかけたら、笑顔で会釈してくれるなど、スターぶらないので地元の人たちはみんな応援していますよ」(地元商店街の店主)

 私生活でも大きなターニングポイントが。'17年放送のドラマ『僕たちがやりました』で共演した水川あさみと昨年9月に結婚。先日、ハリセンボンの近藤春菜と水川が配信したインスタグラムのライブ配信にサプライズ出演し、ラブラブぶりが話題になった。

「春菜さんが“(窪田が)いらっしゃいますよね? もしかして付き合ってるの?”とボケると、“結婚してんだろ”といきなり登場したんです。春菜さんとのトークを終えると、最後に水川を呼んで顔を寄せ合い、ツーショットで“ありがとうございました”と挨拶。視聴者からは“理想の夫婦”とコメントが相次ぎました」(スポーツ紙記者)

 写真集のインタビューでは将来について聞かれると、

この仕事を死ぬまでやることが夢というか、目標になりつつあります

 と答えていた。公私とも充実する彼なら、その目標はきっと叶えられるはず!