なぜ、目立つのか
コロナ関連のニュースの中に、突如、現れるCocomiとKoki,の文字。“目立つ理由”について、ITジャーナリストはこう分析する。
「現時点で、彼女たちは一切テレビには出ず、情報発信がSNSしかないからでしょうか。普段からテレビのバラエティー番組に出演していたり、ラジオで声が聞ける存在でしたら別ですが、それが全くないから目立つんでしょうね」
とはいえ、彼女たちが一定数の若い女性の心を掴んでいるのは事実。また、姉妹はインスタライブで「パパのかっこいいところ」を話したり、キムタクもこれまでには考えられなかった、工藤静香とのツーショット写真を「微博」(ウェイボー)に掲載するなど、いま木村ファミリーの“開放”が止まらない。
そもそも、なぜ彼女たちがインスタにアップした瞬間に、ニュース配信されるのか。いちばん配信頻度が高い、スポーツ紙記者によると、
「お金になるからに決まってますよ。いまは週刊誌もスポーツ紙も、ネット媒体が稼ぎ頭。特にスポーツ紙は“ネットパトロール部隊”がいて、四六時中、有名人のブログ、インスタ、ツイッター、ユーチューブを見ています。キムタクの娘ネタだから記事にするのではなく、クリックしてもらえそうなネタを記事にするのが仕事。よく見ると、彼女たちだけでなく、あらゆる芸能人のSNSをニュース記事としてあげています」
いつ、どんなネタにも対応できるよう、芸能人の顔写真を数百枚も用意し、暇さえあれば有名人が亡くなった際にすぐ出せるよう、訃報の“準備記事”も作っているという。
キムタクの娘だからではない、とはいえやはり姉妹の記事は多い。「彼女たちの活動の場がSNSのみ」という理由もあるが、もうひとつ目立つ点があるというのは、前出のITジャーナリスト。
「ひとつはコロナ禍の中、全く関係のない“ほんわか”したニュースだから目につくと思うのですが、やはり最大の要因は記事のタイトルにあるのでは。〈cocomiちゃんの撮影とてもお上手〉〈オレンジジュースのCMできそう〉〈可愛いすぎて天使〉という、インスタを見たファンがコメントした、インパクトのある“ベタ褒めワード”をタイトルに入れているからでしょう。それはニュース配信社の狙いですよ(笑)。あとは彼女たちのインスタアップの頻度が、単に多いということですね」
Cocomi&Koki,の記事に癒される人もいれば、鼻につく人もいる。でも本当のファンならば、ネットニュースではなく直接、SNSをのぞいているはず!? やはり彼女たちは新聞社の稼ぎ頭、ということか。