“キッチンの鏡”が成績アップのカギに!
Q5:妻をホメると子どもの成績UP?
家事をやるのは当たり前。子どもの成績が下がれば夫から責められ、子どもの尻をたたけば憎まれ口をきかれ……。日本の多くの母たちは、いまだに損な役回りをしている。
「そんなお母さんを癒すのは、お父さんからのホメ言葉です。自分の頑張りがきちんと認められると、お母さんは子育てのプレッシャーからくる切迫感が薄れ、ほがらかになる。子どもも、そんなお母さんに喜んでもらいたいと頑張り始めて、成績が上がる。好循環が生まれます。
だから夫は妻に“子どもがちゃんと育ってくれているのはキミのおかげ。ありがとう”と、ねぎらいと感謝の言葉をかけるべし。エクセルで勉強の計画表を作るより、ずっと効果があります」
Q6:子どもの出来は家の中が左右する?
「○です。片づきすぎず散らかりすぎない玄関で、リビングには本や図鑑、地球儀があり、そしてキッチンに鏡がある。そんな家庭の子どもは必ず伸びます!」
整然とした玄関は、親がきちんとしすぎていて、子どもにもそれを押しつけているケースが多いと西村先生。
「こうした家庭では、子どもも四角四面な場合が多く、発想が広がりません」
リビングの本や図鑑など、またキッチンの鏡は、母子関係がうまくいっている証。
「子どもはほがらかな雰囲気のなかで、お母さんに見守られながら勉強したいものですし、実際にリビング学習は能率も上がります。キッチンの鏡は、お母さんが寄せてしまいがちな眉間のしわ、つまり自分が発している雰囲気をチェックするアイテム。鏡を見て余裕をなくしていないか確認して、なごやかな雰囲気を心がけることができます」