◇スタンドアップコメディアンとの恋(2019年11月~)
田渡凌さんは「バスケットボールに専念したい」と誰とも付き合うことなく卒業。 このとき木村さんには新しい恋が始まっていた。スタンドアップコメディアンを目指す小林快さんだ(26)。
凌さんとの恋で凹むたびに話を聞いてくれた彼に木村さんはだんだん心を開いていく。そしてクリスマスを迎え「花のことが気になっている」と告白され、幸せの絶頂にいたように思えたがーー。
「実際には収録と放送のあいだに2か月ほどのタイムラグがあります。視聴者はメンバーのSNSをもちろんチェックしていて、花と快がラブラブな放送回を見る一方で、リアルタイムで花が快のインスタグラムのフォローを外したことに気づきます。
同じころ、凌も花のインスタグラムのフォローを外しています。凌が花のフォローを外す前に卒業メンバーの愛華、春花、流佳と食事をしていたことをアップしていて、その後、一時的に花が愛華のフォローを外すということもありました。そのことから愛華が凌に、花に関して良くないことを吹き込んだのではと推測する声もありました。
視聴者の一部はメンバーのSNSアカウントのフォロー、フォロワーから誰に何回いいねをしたかなどの言動まで詳しくチェックしているのです」(同)
このころから木村さんは少しずつ荒んだ心境を投稿してはすぐに削除などをするようになっていく。
◇炎上(3月31日放送38週)
「スタンドアップコメデイがうまくいかないことから恋愛モードじゃない快と、恋愛を糧にプロレスを頑張るという花は明らかにテンションがすれ違っていきます。他のメンバーとダブルデートをした京都旅行でも快はお金も出さずに不機嫌。2人はその夜話し合い、恋愛に求めるものが違うということを確認し合って京都で決別します」(同)
そして“テラハ史上最大の修羅場”と言われる事件が起きる。“命より大事”なコスチュームを洗濯機に入れたまま出かけてしまった木村さん。
「そのあと中身を確認しないで快が洗濯機をまわしてしまったことで花のコスチュームは縮んでしまうんです」(同)
入居メンバー6人全員が集まったリビングルームに木村さんの怒声が響く。
《一緒に住むんだったら人のこともっと考えて暮らせよ! 限界だよもう! 京都の時からさ、自分のことしか考えて行動してないじゃん!!》
張り詰めた空気がテラハを襲った。
「わめき散らす花にただ謝ることしかできない快。最後に花は“ごめん”と謝る快に対して“さわんなよ! ふざけた帽子かぶってんじゃねーよ”と快がかぶっていた帽子を取って投げ捨てるのです」
自分の非を認めずに相手だけを責める行動が視聴者の怒りを買ってしまう。
《命より大切なコスチュームを洗濯機に入れっぱなしにするな!》 《お前も悪いだろ》 《暴力行為とか最低》 などの批判コメントが殺到し、木村さんはその夜、包帯に血がにじんでいるような画像をインスタグラムのストーリーにアップ。
そこには《すみませんでしあ/消えれるもんなら早く消えたいよ/生きててごめんなさい。良い人じゃなくてごめんなさい。嫌な気持ちにさせてごめんなさい/消えて無くなったら許してくれますか? 消えたらみんなに愛してもらえますか。/わたしはみんなの事が好きです。》(原文まま)とあり、
これに対しても、 《悲劇のヒロインを気取ってる》 《かまってちゃんかよ》 《早く卒業しろ》などのコメントが相次いだ。
翌週の放送回(39週)で快は卒業。物語の中心は他のメンバーにうつり、木村さんに対するコメントも少なくなってきたが、5月前半には最初の恋の相手である田渡凌さんが木村さんだけを省いたメンバーの写真をインスタグラムにアップ。メンバー同士の不仲疑惑も浮上した。