“外出自粛”解除後もマスク必須の生活は続く……

 入手困難だったマスクがようやく店頭で見られるようになったが、感染予防にならない“ダメノ”マスクも多々あるようで─。「素材はガーゼより不織布を選ぶべき」と話すのは、聖路加国際大学・公衆衛生学の大西一成准教授。

「ガーゼタイプは織布で作られているため、布に格子状のすき間があります。髪の毛1本が通ったら、コロナウイルスの約800倍以上の穴があいているということです」(大西准教授、以下同)

全国マスク工業会のマーク

 対して不織布は、文字どおり“織っていない布”。繊維を密着、またはからみ合わせた薄いシート状の布で、織布のように格子状のすき間がない。とはいえ、不織布マスクなら何でもいいというわけではなく、品質はピンキリだ。

「まず、パッケージに『全国マスク工業会』のマークがあることはひとつの目安です。一定の基準を遵守し、生産されたことを示しています」