複数の女性と多目的トイレなどで関係を持っていたことが報じられ、芸能活動を自粛しているアンジャッシュの渡部建。コンビで出演していた『白黒アンジャッシュ』(チバテレ)は、相方の児嶋一哉ひとりで続けることが発表されたが、多くのレギュラー番組は渡部が欠けた状態での放送が続いている。
「テレビとラジオを合わせると10本のレギュラーを持つ売れっ子だっただけに、各番組の担当者は対応に追われています」(芸能プロ幹部)
これまで渡部が出演していた枠を埋めるべく、“ポスト渡部”にも注目が集まっている。後任として有力視されているのが、彼がMCを務めている『王様のブランチ』(TBS系)に出演中のオリエンタルラジオ藤森慎吾だという。
「騒動後初の放送では、渡部さんと一緒にMCを務める佐藤栞里さんが動揺して泣き出してしまう場面がありました。それを見て“栞里ちゃんにこんな顔させんじゃねぇぞ!”と、渡部さんへの怒りコメントを発したことで、視聴者から称賛の声が相次ぎました。局内でも、次のMCには藤森さんを昇格させる案も出ているみたいです」(放送作家)
渡部以上のポテンシャルを評価する声も多いようだ。
「昨年のテレ朝系ドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』では、主要キャストとして出演。今年配信されたドラマ『ネット興亡記』では主演を務めるなど、演技力にも定評が。また『RADIO FISH』として紅白出場を果たしているだけあり、歌唱力もあって、マルチな展開が可能。田中みな実さんの元カレということで、モテキャラにも説得力があります」(キー局プロデューサー)
「起用しないように」のお達し
“ポスト渡部”には、あのお騒がせ芸人の名前も……。
「チュートリアルの徳井義実さんです。昨年10月に税金の申告漏れと所得隠しを東京国税局から指摘され、活動を自粛。2月24日に活動再開が発表されたものの、テレビへの復帰はまだできていません。しかし、渡部さん以上のイケメンぶりに加え、芸人としての面白さも折り紙つき。渡部さんの穴を埋めるべく、本格復帰を熱望する声が増えています」(前出・放送作家)
一方で、徳井の復帰はまだ厳しいのでは? という声も。
「事件発覚直後から、“逮捕されたわけではないから、世間の反応と処分がここまで厳しいとは思わなかった”と同情的な声も業界では多かったんですよ。とはいえ、申告漏れは1億円超という“想像を絶するだらしなさ”ではすまないような金額ですからね。スポンサーの意向もあり、各テレビ局の上層部から“徳井は起用しないように”とお達しが出ている状況です」(制作会社ディレクター)
今春のテレビ復帰に向けて水面下で動いていたが、立ち消えになったという。
「ネットテレビ『ABEMA』の番組でテレビ復帰する案があがっていたものの、同局が路線変更。恋愛リアリティーショー以外のバラエティー番組を終了させたため、出られる番組がなくなってしまったんです。また、コロナ禍の状況では、“どさくさにまぎれて復帰させるのか!”とクレームが殺到するのは目に見えています。コロナが終息するまでは難しいのでは」(同・制作会社ディレクター)
視聴者の声がSNSなどを通じてダイレクトに届くようになった今、実力があってもスキャンダルを起こした芸人の復帰は難しそうだ。