三浦春馬さんの経歴と好かれる人柄
三浦さんは、7歳のときにNHK連続テレビ小説『あぐり』で、子役として芸能界デビュー。意外に思うかもしれないが、幼少期からすでにテレビに出ていたのだ。
「'04年からは、彼の地元である茨城県土浦市で3人組のダンスユニット『Brash Brats』のボーカルとして活動していました。今も活躍するDA PUMPの曲をメインに、ストリートライブでダンスをしながら歌っていたんですよ。けっこうファンも多かったのですが、三浦さんの俳優としての仕事が忙しくなり、'05年で活動休止となりました」(前出・スポーツ紙記者)
このころに、彼を取材したことがあるというフリーライターによると、
「シャイで繊細な印象でしたが、話を聞くと学校ではやんちゃもするような、素直な男の子という感じでしたね」
翌'06年にドラマ『14才の母』(日本テレビ系)でヒロインの恋人役を演じ、広く名前が知られるように。
「そこからは、映画『恋空』や『永遠の0』、日テレ系ドラマ『ごくせん』やフジ系ドラマ『ラスト・シンデレラ』など、多くの話題作に出演しました。さわやかな顔立ちと演技で、幅広い年代のファンをつかみましたね」(ワイドショー関係者)
役が大きくなるのと比例して、表情も力強くなっていったという。
「自信が出てきている様子が顔からも伝わってきました。でも、無邪気さも残っていて、とても可愛らしい性格で共演者に好かれるタイプでした。三浦さんと仕事をして嫌な印象を持っている人はいないんじゃないですかね」(前出・フリーライター)
彼の俳優としての評価を、グッと押し上げたのが、'16年に上演された舞台『キンキーブーツ』だった。
「ドラァグクイーンのローラという難しい役どころを見事に演じきり、読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。舞台は高く評価され、昨年には再演もされました」(前出・ワイドショー関係者)
恵まれた華やかな外見とは違って、彼の内面はとてもまじめでストイックだった。過去に一緒に仕事をしたことがあるという舞台関係者は、次のように話す。
「舞台出演でも映像収録でも、ベストなパフォーマンスを維持するために栄養管理を徹底していました。とくに朝食に食べるもの、食べる順番にもこだわる様子は栄養士かと思うほど。体力づくりや体幹を鍛えるためのトレーニングにも没頭していて、仕事のために常に生活を律しているように見えましたね」
そんなストイックさを持つ一方で、優しくナイーブな素顔が垣間見えたことも。