バイセクシャルという印象

 そして事件翌日の7月26日、

《誰か僕の首を絞めてください》と“意味深”なつぶやきをしているのだった。

 ツイッターに肉体の写真を掲載する男性が打ち明ける。

「森岡容疑者は『バイセクシャル』という印象でした。私は自分の裸の画像をツイッターでアップしていますが、そのたびにメッセージをもらっていました」

 たしかに容疑者のツイッターのフォローを見ると、男性同性愛者だけではなく、女性にも興味を示している。

男性とのSNSのやりとりはあまりに露骨だった
男性とのSNSのやりとりはあまりに露骨だった
【写真】女装姿の容疑者、SNSでの露骨なやりとり

 容疑者とSNSでやりとりしていた人物は、

「出会い系アプリで少しやりとりしたことがあります。悪いことをするようには見えなかったですけど、“かまってちゃん”な感じでした。男の子が好きだったんですか!?」

 と驚いた。

 ほかにも、動画投稿サイト『YouTube(ユーチューブ)』や動画投稿サービス『TikTok(ティックトック)』に投稿し、イケメンっぽく振る舞ったり、女装することも。

 性的指向はどうであれ、欲望のままに未成年者を傷つけるのは許されない。

 同校は事件を受け、寮の防犯カメラを倍増。夜間常駐の警備員も配備した。

「生徒の心のケアのためカウンセラーに依頼し、生徒や保護者から要望があれば対応してもらっています。すでに相談した生徒もいます」(前出・副校長)

 コロナで部活動などが思うようにできない中、追い打ちをかけた犯行は罪深い。