姿勢のよさこそ、おしゃれの大前提!
木村 おしゃれをする人は長生きしますよね?
川邉 それは絶対あるわね。
木村 次、何着ようかなって高揚感が常にあるし、人の視線をある程度は意識するじゃないですか。それでホルモンみたいなんが出る、もうホルモン少ないですけど(笑)。
川邉 (笑)
木村 おしゃれ忘れたらとたんにおばあさんになっちゃいます。言葉汚いですけど、それでなくても年をとると汚くなりますからね。おしゃれしなくなったら、汚いのダブルでしょ? 洋服で着飾っていかないと。
川邉 私、電車に乗ってるとき、よく女性を見るんです。もったいないなぁ~って思いながら観察する。職業病ですね。でも、ときどきものすごくカッコいい人に会うと、思わず声かけちゃう!「素敵ねぇ! とっても素敵ね」って。すると相手もとても喜んでくださる。やっぱり相乗効果ってあると思うから。おしゃれをして自分自身に気を入れることが元気になる源ですよね。
木村 そうね! それから年とるとね、姿勢が悪い! 腰と背中が丸くなると、もうどんなおしゃれしてもダメ! 年寄りだからこそ背筋を伸ばしなさいよって。
川邉 私もいつもそれ言います。お客さんが姿勢悪いと喝を入れて返しますからね。
木村 気合を入れることと、姿勢をよくすること。大事ね。
川邉 それから、若者に媚びるんじゃないよ! これがいちばん大事なことね。いつまでも若く見せたいと張り合うんじゃなくて、年齢にふさわしい自分を磨きなさいってこと。姿勢をよくする、新しい服を着てみる。気持ち次第で、一歩ずつですよ。
木村 よく年相応って気にされる方がいるけど、年齢相応なんて考えるのがおかしい。勇気がないだのなんだの言う。
川邉 勇気じゃないですよね。自分を甘やかしてると思う。
木村 そうそうそう! それでなくちゃいけないっていうのはないですよね。
川邉 ミニスカート、ぜひ挑戦してよね?(笑)
木村 どないしたん? って言われそう……(笑)次はお酒でも飲みましょか!
木村眞由美さん……神戸で子ども服と婦人服のセレクトショップ『hananoki』を経営。2015年よりInstagramを始めると鮮やかな色合わせ、品よく着崩すスタイルが話題に!
川邉サチコさん……パリコレや国内外のショーでヘアメイクを担当。現在は東京・渋谷のサロン『カワベラボ』で一般の女性向けにヘアメイクからファッションまでトータルコーディネートを行う
《撮影/森田晃博》