直撃に才賀が答えたことは
ということは、あびるの行為は犯罪になる?
「法律的には、略取とは“無理やり連れ去ること”、誘拐とは“あざむいたり、だましたりして相手を惑わす”ことをいいます。学校に会いにいったり、普通に自宅に連れていったりする程度のことならば、 犯罪に該当するとまでは言えません。ただし、それが親権争いにあたって不利に働く可能性はあります」(正木弁護士)
法的に責任を問われることはなくても、大事な親権調停に大きな影響を与えてしまう可能性がある。あびるの行動は、結果的に墓穴を掘ることになったようだ。
11月上旬、都内のトレーニングジムから出てきた才賀に、あびるが娘と勝手に会っていたことを知っているか聞いてみたが、
「係争中なので詳しく話すことはできないんですが、自宅への連れ去りは事実です」
とポツリ。それだけ言うと足早に去っていった。
あびるの所属事務所にも問い合わせたが、「本人のプライバシーについてはお答えできません」とのこと。
『クレイマー、クレイマー』では、母親は離婚時の取り決めを反故にすべく母性を盾に養育権の奪還を裁判所に申し立てた。
「才賀さんは子育てにあまり協力していないように言われていましたが、あびるさんと結婚していたころは、ほかの子の誕生日会に参加したり、保護者の懇談会にも積極的に出席したりしていましたよ。どちらかといえば、ほかのパパよりもイベントごとにはよく出ていたと思います。クリスマス会には格闘家の後輩さんたちを連れてきてくれて、子どもたちも喜んでいました」(前出・保護者)
親同士が争っても、その影響は子どもが受けることになる。あびると才賀の場合も、娘にとっていちばんいい形になる落としどころが見つかればいいのだけど─。