2020年12月11日、7月に亡くなった三浦春馬さん主演の映画『天外者』が公開となった。

 都内の自宅マンションで春馬さんが首つり自殺を図ったのは、7月18日。仕事が絶好調な時期に突然の自殺、という衝撃が、世間に強烈な印象を焼きつけた。

 その死とは裏腹に、“俳優・三浦春馬”の出演作品はその後も公開され続ける。本人がまだ生きているかのように。9月に放送されたTBS系ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』には、亡くなる前日まで撮影に臨んでいた。

 これまで、春馬さんの死をめぐる報道は激化。それは主に家族関係の複雑さを扱ったものだった。小学生のときに両親が離婚、母親とふたり暮らしに。中学生になる前に母親は再婚。継父と一緒に生活していたが高校進学を機にひとり上京。幼少時から地元の養成所に通っていた子役は、スターへの道を駆け上がっていく。その過程でカネをめぐって家族との関係が微妙に変化していった。最近では春馬さんの実父も登場し、真相は藪の中に。

 週刊女性は春馬さんの遺骨を持ち、死の真相を知る母親を探そうと、彼の故郷・茨城に入った。

 まず、春馬さんの義父の姉が経営する料理屋の話。

春馬のお母さんは今どこにいるかはわからない。春馬の遺骨は母親が持っているけど墓は建てていないようです。遺産はすべて母親に。春馬は昔からママっ子で反抗期がなく、いつか爆発すると思っていました。母親は春馬にカネの無心をしていたんですよ」

春馬さんの母親が“行方不明”に

 最初から母親とカネの話が飛び出すとは。春馬さんが小中学校時代を過ごした義父の家の隣人が言う。

お母さんは春馬くんが成人してからも毎週木曜には必ず東京のマンションに掃除に行く。正直、春馬くんには重荷だったと思いますよ。プライバシーもありますからね」

 母方の祖父も、春馬さんの母親には厳しかったようだ。

「春馬くんのおじいさんは高校の校長でした。昔、春馬くんのお母さんに言った苦言を覚えています。まだ16歳の春馬くんが『14歳の母』で重要な役を演じたとき“未成年の春馬をあんなドラマに出して稼ぐなんて、母親の資質を疑うよ”って」(近所の住民)

 たまたま車で帰宅した祖母を直撃、春馬さんの母親と連絡をとりたいと申し出ると、「あんたらに話すことは何もない」と言い残し、家に入った。さらに、母親の妹を直撃。

連絡もとれないので、姉の居場所はわかりません。東京にはいないと思います。実家にも何年も来ていません」