これが「おばけ株」ランキング

 足立さんの情報をもとに、注目株を編集部が調査。選ぶときの参考にしてみて!(※2020年12月17日現在の株価)

■2020年話題! でも売り時株

(1位)「マクアケ」
クラウドファンディングサービス運営
【銘柄コード:4479】株価:9,290円/売買最低代金:929,374円

(2位)「弁護士ドットコム」
日本最大級の弁護士検索・法律相談ポータルサイト運営
【銘柄コード:6027】株価:11,190円/売買最低代金:1,119,440円

(3位)「BASE」
Eコマースプラットフォームなどの運営
【銘柄コード:4477】株価:9,890円/売買最低代金:989,374円

 3銘柄ともコロナ禍でも業績がよく、コロナショック後は株価が順調に上昇していた成長株だが、株価チャートを見るとここ数か月で頭打ちの傾向に。再度上昇する可能性もあるが、そろそろ売り時の見極めが必要かも。1〜3位、すべて東証マザーズ)

■これから買うならこの銘柄

(1位)「エムスリー」
医療従事者向け総合医療情報サイト運営
【銘柄コード:2413】株価:9,514円/売買最低代金:951,774円

(2位)「日本M&Aセンター」
中小企業を中心としたM&A仲介
【銘柄コード:2127】株価:6,890円/売買最低代金:689,374円

(3位)「ブイキューブ」
クラウド型Web会議サービス
【銘柄コード:3681】株価:3,255円/売買最低代金:325,698円

 医療系、企業買収、Web会議サービスの運営と、コロナ禍でも需要が高い3業種からチョイス。中でもこの3銘柄はコロナ以前から業績が良好で、企業の価値を評価する指標である時価総額も大きいなど、安定感が抜群。(1〜3位、すべて東証1部)

慎重な人ほどうまくいく!

 初心者がやりがちな株投資の失敗が、株価が下落しても売り時がわからず、売るに売れない塩漬け株を作ってしまうというもの。

「塩漬け株を防ぐために大切なことは、売り時の見極めです」

 成長株のように短期で利益を得る場合、株の上昇が止まり、チャート(株価の推移を表すグラフ)が“下降トレンド(株価の動きが下向きになること)”に入ったところで売れたらベスト、と足立さん。

 とはいえ、下降トレンドかどうかの判断は誰にとっても難しいもの。特に初心者がそのつどチャートを見て見極めるのは、けっこう大変。

「そのため、例えば株価が移動平均線(一定期間の終値の平均値)を下回ったら売るとか、買値を下回ったら売るなど、迷わずに判断できる売り時のルールを事前に決めておくのがおすすめです」

 株投資はポジティブでイケイケな性格の人より悲観的なくらい慎重な人のほうが失敗しないんです、と足立さん。いちばん重要なことは大きな損をしないこと。慎重さは忘れることなくコロナバブルの波を上手に利用し、収益のアップを目指そう!