「私の意思で“巣立ちたいんです“というお話をさせていただきました」
1月4日に、朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)のMCを3月いっぱいで卒業すると発表したハリセンボンの近藤春菜。
「彼女は'16年3月から5年間レギュラーを務めており、“朝の顔”として定着していました。同日に、同じくレギュラーMCの水ト麻美アナも卒業を表明しましたし『スッキリ』も大きく変わりそうですね」(スポーツ紙記者)
“経験させていただいたことをもとに、新しいことにチャレンジしていきたい”と、番組内でコメントするなど前向きな卒業に見えるが、どうやら“紆余曲折”あったようだ。
「春菜さんは、昨年ごろから番組を降りたいと制作側に伝えていました。朝の帯番組のレギュラーとなると時間の拘束が厳しく、本業のお笑いの時間を満足に取れないのが辛かったそうなんです。今後は、相方の箕輪はるかさんとのコンビ活動に力を入れたいと周囲にも話しています」(芸能プロ関係者)
春菜の後任は設けない
歯がゆさを抱えながらも、続けてきたのは理由がある。
「春菜さんのレギュラー起用は、総合司会の加藤浩次さんの強い推薦があったんです。彼女は世間からの好感度が高く、機転も効きますからね。吉本興業の先輩でもある加藤さんの期待に応えるために続けていたんですよ」(日本テレビ関係者)
そうは言っても、加藤の血気盛んな性格が、彼女を悩ませることも。
「加藤さんは自分の意見を忖度せずにハッキリ言うのが持ち味。一方、温和な性格の春菜さんはなるべく角が立たない意見を言いたいのですが、空気を読んで同調せざるを得なかったりと、難しい立場だったんです」(同・日本テレビ関係者)
'19年6月の闇営業騒動のときは、番組で加藤が「体制が変わらなければ退社する」と、吉本側を痛烈批判。当然のことながら、春菜にもコメントが求められた。
「最終的に加藤さんに同調するコメントを出していましたが、もともと争いごとが嫌いな性格ですからね。自分の立場だったら、どういった言葉を発するのが正解なのか、すごく悩んだと思いますよ」(前出・芸能プロ関係者)
未来のことを考えた上での結論なのだろうが、精神的にも限界が来ていたのかもしれない。気になるのは、春菜の後を継ぐMCが誰になるのかということだ。
「水卜アナの後任は、すでに岩田絵里奈アナになることが発表されています。春菜さんの後任については、どうやら起用しない方針でまとめているようですね。4月からは、加藤さんと岩田アナの2人で進行していく形になるでしょう」(前出・日本テレビ関係者)
春菜の後任を設けないということについて、日本テレビに問い合わせたが、
「番組の詳細については、お答えしておりません」
と、“スッキリ”しない回答だった。'20年のタレント番組出演本数ランキングでは、女性1位に輝いている春菜。春からは、本来の芸人としての姿をテレビで見せてくれることだろう。