「会社側は亜紀子さんを解雇したいのですが正当な理由が見つからず、福田姉妹が権力を持ち会社を乗っ取ろうとしたから解雇と自宅待機を命じたというシナリオを作っているようです。

 最初は妹の由紀さんを解雇して最終的には亜紀子さんを解雇したいのでしょう。しかし姉妹が会社を乗っ取ろうとしていた証拠がなく、裁判はなかなか進まないんです。藤井社長は自分だけが目立ちたいので、功労者として取り上げられる亜紀子さんの存在が気に入らないのだと思います」(同)

 本当だとしたらあまりにも幼稚だ。

 龍角散側に真意を聞こうとするも、「担当者不在のためお応えできません」が繰り返されるばかり。担当者が出社しているという日に電話をかけるも「電話対応中でお答えできません」という回答。やましいことがないのならばなぜ逃げ回っているのだろうか。

 法廷関係者は、

「法定で意味を持たない証拠ばかり出してくるのは福田さんたちへの嫌がらせで、消耗させようという狙いがあると思います。民事裁判ではある手口ですが、悪質といえます」

 と龍角散側の姿勢を批判した。

 次回の弁論は、今月。龍角散の商品のように“すっきり”解決してはどうだろうか。