「引っ越してくるつもりで、せっかくリフォームしていたお宅だったのに、なぜ放火したのか……」(近所の住人)

「ガソリンをまいて火をつけました」と供述

 そんな事件を起こしたのは、栃木県下野市の産業医・鈴木瑞穂容疑者(40)だった。

 1月3日の午前5時過ぎ、同県小山市の容疑者が所有する庭つき築10年ほどの木造2階建て住宅で火災が発生。

 119番通報のあと、2時間半で火は消し止められたが、屋根は崩れ、窓は割れ、外壁は剥がれ、生々しい焼け跡が残る住宅となってしまった。

「事件当日の3日、警察は家の所有者の容疑者とは連絡がとれず、翌4日に事情を聴くと“自分がガソリンをまいて火をつけました”と供述。

 非現住建造物等放火の疑いで逮捕されました。鈴木容疑者は手足にヤケドを負い、送検のときは車イス姿でしたね」(地元メディア記者)

 捜査関係者の話。

「取り調べには淡々と話していますが、反省や謝罪の言葉は語っていないようです。

 燃えたのが自分の家だけで、ケガ人も自分だけということもあるでしょうが。

 犯行の動機については、まだなんら供述しておらず、これからです」