普通の人じゃ耐えられないと思う
しげる「じゃあさ、今度はどんな交際……結婚生活を送りたい? 理想の家庭像なんかもあるのかな」
紗里 「元々、私は専業主婦を希望していました。でも結婚して気づいてしまったんです。私は、働きたい女なんだと。今でも本当は、専業主婦に幸せを感じます。インスタグラムなどで、“朝ごはんを作った”“夫を送り出して、これかから家事をする私は大忙し”みたいな投稿があるじゃないですか。あれを見ると本当に羨ましくなります。でも、私は性格的に家庭におさまっていられる女ではなかった。
だから結婚しても働いていたいし、それを理解してくれる男性と、子どもたちを大切にできる環境を整えながら共働きの家庭を築きたい。──ただ、すごく稼いでくれる男性と再婚できたら、やっぱりまた専業主婦がいいと思い始めるかもしれません。人生、何が起きるか分かりませんから」
しげる「ちょっと答えずらい質問をしてゴメンね。もし、これが20年くらい前の芸能界だったら、狩野英考さんキッカケとかでは、紗里ちゃんは芸能界に入れてなかったかもしれないし、事務所にも所属していなかったかもしれないし……」
紗里「あ~……」
しげる「でも今は、ネットが発達して、我々にSNSが普及したことで、いろんな人が
発信者となる時代になり、1人1人がメディアという立場にもなって、“ネット炎上”という言葉が出来た。それで大きなバッシングが起きる時代なんだって最近の哀しいニュースを見ると思います」
紗里「そうですね。私ぐらい叩かれたら普通の人はもう耐えられないと思う。紗里ぐらい叩かれて耐えられる人がいるんなら見てみたい。……紗里も誹謗中傷で自殺を考えたことは何度もあります。知人から“インスタのコメント欄を閉鎖したら?”とも勧められましたが、でも加藤紗里というキャラからしたら、閉鎖することは“逃げだ”と思うんです。だから私は絶対に閉鎖しません。それはもう私の意地ですね」
アンジャッシュ渡部の不倫問題は……
しげる「昔の芸能界って、『芸能事務所』という大きな柱があって、10代くらいからアイドルが大人や会社に守られたなかでデビューをしていくかたちだったよね。そもそもネットやSNSがない時代はスカウトや応募という自分自身の“意志や覚悟”も、そこに存在していた訳で……。『ポッと出でスターが誕生』なんて有り得ないと思っていたけど、今は有り得る世界! 例えば、紗里ちゃんみたいなカタチで予期せぬ登場で有名になっちゃうと、まだ“心の準備”や“覚悟”が出来ていなければ大変な世界だなって思う」
――(編集部)“叩かれる”という面でもう一つ、質問させてください。昨年はアンジャッシュ渡部さんが不倫問題でとても叩かれています。この件について、加藤さんなら渡部さんの叩かれているお気持ちも分かるのではないかと思い、意見を伺いたいのですが。
紗里「そうですね……。でも、そもそも渡部さんって、世間に対して何か悪いことをしましたか? だから世間に対しては謝らなくても良いと思うんですよ。あの謝罪会見はいらなかったと思いますね。例え周囲に叩かれても、それでも“私は謝りません”って。紗里なら謝らない」
しげる「不倫って難しい。謝罪をする相手が誰なのか? っていう問題」
紗里「そうなんです。家族に対して謝ればいいだけなんですよ。だって紗里、渡部さんの記者会見とか別に見せられても、“いや、別に謝られても”ってなりました。しかも、結局その多目的トイレに行ってた子たちも一万円もらってたわけでしょ。それって別にWin-Winじゃん別に、っていう。だからそれって世間がツッコむところなのかなって思います」
しげる「紗里ちゃんが言ったように、迷惑をかけたご家族への謝罪は当然。でも
社会人として、広告契約とか、番組等、お金が動くようなお仕事をしているから迷惑をかけた方々にも謝罪は、するべきだと思うけど、視聴者に謝罪をする必要性は、あまり感じられないな」