珠代姉さんの「恋愛事情」

 50歳を越えてもエネルギッシュで若々しく、海外では女性虐待を心配されるほど激しい”壁バーン”を、大きなケガもなく数十年と続けている珠代姉さん。さぞやジム通いなどで肉体管理にいそしんでいるのでは……と思いきや、特別なことは一切しておらず、身体を動かすのは舞台上くらいだという。

「実は一回だけ捻挫(ねんざ)をしたことがあります。一回転して壁にぶつけてもらうときに、一回転半回させた人がいて(笑)。柔軟性と足首のふんばりには自信があったんですけど……」

 柔軟性の源だというのが、大好物だという「お酢」。楽屋にもマイボトルを持ち込むほどだとか。

穀物酢が小さいころから本当に大好きです。なんにでも酢をかけて食べたいタイプで。お茶漬けならぬ“お酢漬け”もやります。お酢って疲労回復にいい成分が含まれているというし、いつも酢を摂ってたおかげで、壁にぶつけられても大きなケガとかしなかったんやないかなと思います

 舞台とお酢と同じく、ないと生きられないもの、それが「恋愛」。実は今も熱愛中なのだとか。

いま好きな人は3つほど上の一般の方です。よく行く飲み屋さんで知り合ったんですけど、カウンターの端っこにその人がいて、混んでたんでつめて……つめて……つめて……お客さんが来るたびにつめていったら、その人の隣になって、それでお話して、気が合って……

 新喜劇のワンシーンを想起させるようなドラマティックな出会いから、お付き合いはもう4年続いているという。「ゴールイン」も時間の問題?

「ん~、私ももう2回ほど離婚してるし~、相手の方の年齢も年齢なんで、結婚とかは急いでは考えずに、いまはお互いを高め合えるように……(笑)」

 落ち着いた大人同士の恋、うらやましい……。

「外にはホンマにウソみたいな出会いが待っているものです。私自身もまだ信じられないくらいです。今はさすがに難しいですけど、出会いが欲しいという人は、コロナがおさまってから、積極的に出歩いてみてください!」

 現役真っ盛り。50歳を越えてますます勢いを増していく珠代姉さん。

年取ると見た目も残念になっていくし、それと向き合うときがいちばんしんどいと思うんです。でも私は目をつむって、シワとかたるんだお腹とかの今の自分の外見を全部とっぱらっう。そして自分の魂は可愛くてみんなに愛されるフワッフワのぬいぐるみちゃんみたいなんだとイメージをするんです。そんな”魂磨き”をしていると、外見とは違う内面の自分の美しさに、周りが気づいてくれるはずですよ

 すべては「心構え」ひとつ。それが珠代流。

『私なんて……』って思ってるみなさんは、この記事を読んだ瞬間に『年をとらない』と決めてください。私は33歳くらいから止めてます。思えばホンマに止まります。面倒なことって自分を好きになるための戦いです。髪を染めたりとかホンマしんどいけど、大切な自分をもっと好きになるために、戦いましょう!

 悲しいとき苦しいときは「パンティーテックス!」と大声を出すのもおすすめ。さあ、珠代姉さんにあやかって、今日から年齢を止めましょう!