干すだけで美味しさもアップ!
野菜を長く保存する裏ワザ
野菜を干すと水分がなくなるので、長期保存が可能になります。野菜を洗って切って、ざるに並べて干すだけと簡単。干すときは、天気のよい日を選び、夕方には取り込みましょう。天日に干された野菜は、栄養が凝縮され、歯ごたえがよく、甘みも美味しさもアップ。煮物などで使うときは、サッと洗って通常の乾物のように水で戻します。
【大根】
洗って水けをきってから、皮ごとせん切りにして、平らなざるに広げて、日なたに干すだけ。せん切りの太さを変えたり、ピーラーで薄切りにしても。
【きのこ類】
しいたけは軸ごと、しめじやまいたけは石づきを取り、エリンギは縦4分の1に切って干す。風が強いときは竹ぐしで刺して物干しに吊るす方法も。
【果物】
薄めにカットして、水けをよくふきとるのがコツ。無農薬なら皮ごと干しても。熟す前の少しかたいくらいが美味しく仕上がります。
【根菜類】
にんじん、れんこん、かぼちゃなどの根菜類を干すと、香りも甘みもアップ。そのまま素揚げにしただけでも驚くほどウマウマに!
◆製氷皿、金属トレーを使って冷凍保存長持ち&使いやすさアップ
【大根】すりおろして保存袋へ
大根おろしは、まとめてすりおろして冷凍しておきましょう。軽く水けをきった大根おろしを冷凍用ポリ袋に平らに入れ、凍る途中に菜箸などで筋をつけるだけ。
【万能ねぎ・パセリ】パラパラに凍らせるのがコツ
ザクザク切って冷凍用ポリ袋に入れて冷凍。凍ったら袋の上から手でもむだけで、パラパラと細かくなってみじん切りの手間なし。
【しょうが・にんにく】1片ずつ分けて凍らせる
皮をむき、1片ずつ分けて金属製のバットに並べてラップをせずに冷凍。凍ったら、冷凍用ポリ袋に移して保存しましょう。凍ったまま刻んだりすって使えます。
【レモン・ゆず】汁と皮に分けて保存
新鮮なうちに汁をしぼり、少量ずつ製氷皿で凍らせておくと使いやすくなります。皮は包丁で切り取りラップして冷凍しておくと便利。
◆葉っぱや夏野菜も干すと美味しくなる
【大根・かぶの葉】
大根やかぶに葉がついていたら、よく洗ってから幅2cmくらいに刻み、天日干しに。じっくりカラカラになるまで干すと、味わいが濃くなり、長持ち。
【ゴーヤ・なす】
薄切りにして干します。ズッキーニとゴーヤは2~3日ほど、なすは3~4日ほどでカラカラに乾きます。調理のとき余計な水けが出ず、炒め物がラクちん!
【トマト】
トマトは輪切りに、ミニトマトなら半分に切って干しましょう。数日、天日に干すと濃厚なドライトマトになります。1日ほど干すとセミドライトマトに!