近所に住む主婦は、
「お父さんは大手メーカーのエンジニアでね。几帳面な方で、庭の植物への水やりはまめにするし、愛車の手入れも丁寧にしていました。
町内会にも積極的に参加していて、公共スペースの草むしりにもちゃんと出てくれるし、夏祭りでは役員をやってくれました。休日には友人を集めて庭でBBQパーティーを開いたりと、本当に社交的」
亡くなった明亜さんも、穏やかな優しい人だったという。
「切れ長の目をした美人さん。専業主婦で、家庭菜園に勤しむ姿をよく見かけましたよ。家族仲もいいし“いい奥さん”のイメージしかないですね」(同・主婦)
小学校時代はクラスの人気者
そんな微笑ましい一家に育った康恵容疑者はなぜ凶行に走ったのか──。小学校の同級生が次のように証言する。
「ヤッちゃんは小学生のころからスラリと背が高くて、きれいでした。友達が自然と集まってくる、みんなの輪の中心的な存在でした」
別の近所の人は、
「いつもローラースケートをして、この辺を遊び回っていましたよ」
活発に動き回る“やんちゃな子ども”のイメージが強かった康恵容疑者。
中学校に入ると、勉強がズバ抜けてできるようになったという。康恵容疑者の妹も賢く、国立大学を卒業。現在は関西方面の大学の研究員として勤務している。まさしく、エリート一家なのだ。容疑者の同級生は、
「すべての教科がトップクラスの成績でした。美人で勉強もできるから、目立つ存在。でも、性格は控えめだった印象です。目立つことを嫌がっていた感じがして……」
前出の近所の住民からはこんな話が──。