【芸名→芸名】
縁起をかついでつけたはずの芸名を、さらに別の芸名に改名するというパターンも少なくない。デビュー後、いまいちパッとしない状態が続くような場合に、イメージ一新を図って改名を行うこともあれば、さらなる運気アップを狙っての改名もある。
■真矢みき→真矢ミキ
宝塚出身の女優、真矢ミキは、所属事務所の移籍に伴い、'15年に名をみきからミキへと改名した。
「気になるのは、どちらの名前にも、縁起のよくない『き(キ)』の字が入っていること。この字は、『あと少しで体に刃が届く様子』を表す、漢字の『幾』がもとになっています。
名前に『き(キ)』があると、トラブルや事故に見舞われやすい運勢になってしまいます。真矢さんの場合は、あまり意味のない改名だったといえそうです。呼び名をどうしても変えたくないのであれば、せめて漢字に改名することをおすすめします」
■アンドレ・カンドレ→井上陽水
ミュージシャンのなかには、風変わりな芸名が多い。井上陽水のデビュー当時の名は、アンドレ・カンドレ。その後、本名の井上陽水(あきみ)を元にした「井上陽水(ようすい)」という芸名に改名した。
「改名後は総運28画で、つかんだ栄光が長く続きにくい傾向が。ただし、芸能人やスポーツ選手、研究者など、ひとところにとどまらずに移動が伴いやすい職業に就くと、才能を上手に生かせます。
注意すべきは『陽』の字。男性器を象徴する字で、男性の名に使うと、女性トラブルに見舞われやすくなります」
陽の字は「陽子」など、昔から女性にもよく使われる。2020年度の名前ランキング(明治安田生命調べ)では、女の子で最も多かった名前の表記が「陽葵(ひな)(ひなた)」という結果となったが――。
「男性器の象徴である『陽』が名前にある女性は、気の強い男っぽい性格となり、ダメ男が寄ってきやすい運勢です。たび重なる夫のトラブルに悩まされている南野陽子さんも、この傾向にあてはまっています」
■梶浦花→杉咲花
現在放送中のNHKの朝ドラ『おちょやん』で、主演を務める杉咲花。10代で日本アカデミー賞助演女優賞を受賞するなど、若手女優の中で大きな存在感を放っている。
子役時代の芸名は、梶浦花。母親である、歌手のチエ・カジウラの姓がもとになっていると思われる。中学生になって本格的に女優活動を始めるにあたり、現在の芸名となった。
「どちらもいい名前です。改名にあたり、総運が32から26に変わったことで、さらに個性がはじける運勢となっています。ただし、異性問題が起こりやすい数字でもあるので、注意が必要です」
花、さくら、すみれ、桃子など、花にまつわる名前は名づけの定番だが、運勢的にはどうか。
「植物、特に花にまつわる名前は、栄光の期間が短くなってしまうという傾向があります。努力が実り、咲き誇っているときは人一倍輝くけれど、それが長続きしないことが多いのです」