4月4日マリエが自身のインスタライブで「18歳('06年)のころに島田紳助氏から肉体関係を迫られた」という衝撃告白をし、芸能界がざわついている。

 話によると、その場にいた出川哲朗やお笑いコンビ『やるせなす』もマリエに関係を持つように勧め、島田氏からは「仕事はなくなるがそれでもいいか?」と念を押されたという。いわゆる“枕営業”だが、出川とやるせなすの両事務所がすでに否定しており、真相は定かではない。

 実は島田氏、'11年にも『アサヒ芸能』に“枕強要を要求した過去”があったことを、当時人気のあった女性芸能人の名前も交えつつ報じられている。しかし、あのころはまだインターネットが今ほど普及しておらず、週刊誌を読む人も限られており、特に『アサ芸』はコアな読者が多いため報道が広がりを見せることはなかった。

10年もわいせつ行為を受けて……

 '17年にハリウッドで大物プロデューサーや俳優のセクハラが問題になったとき、梅沢富美男は出演した番組のなかで、

こんなことは昔からじゃないの。私、言っていいなら喋るけど。こんなことやっているやつはいっぱいいるよ。気をつけろ、本当、テレビ局も映画監督も》

 と発言したこともあったが、今も、芸能界でそういった悪しき風習はまかり通っているのだろうか──。実は、近年にもそういった被害を告発してきた芸能人たちがいる。

 '18年には女優・グラビアアイドルの石川優実が芸能界の“性接待”を1万字もの長文でネット上に告発している(現在は削除済み)。告発後にインタビューを受けて、当時の心境についてこのように語っていた。

ふと、何年か前にしてしまったあの枕営業のようなことを思い出すと、しばらく考え込んでしまいます。もう終わったことですので、どうすることもできません。心の中でもやもやした気持ちを持ったまま、日々過ごしていました》(『文化通信特報版』)

 今年の3月にはタレントの垣内りか(旧芸名・愛内里菜)が所属事務所のプロデューサーによるセクハラで精神的苦痛を受けたとして、1000万円の損害賠償を求めたという報道もあったばかりだ。当時、彼女は約10年にもわたって、プロデューサーだった男性から2人きりになるよう求められるなどして、わいせつ行為を受け続けた。次第に過呼吸やめまいに悩まされるようになり、歌手活動を引退してしまうことに。