バネにして大成することも!
中居正広が、過去にバラエティー番組で告白したのは白髪の悩み。毛染め剤のアレルギーで顔全体が腫れたこともあったという。一時期よく帽子をかぶっていたのも、白髪隠しの意味もあったとか。
「中居さんくらいの世代の男性タレントさんは、だいたい髪に悩みを抱えていますね。それを隠そうと黒髪にするとかえって不自然なんです。中居さんのように、明るい髪色にしたほうが、白髪や薄毛が目立ちづらくなっていいですよね」(ヘアメイク)
最近はシルバーヘアも流行っているので、白髪がコンプレックスの時代は過去になるかもしれない!?
世界的アーティストのマドンナも、少女時代は「毛深いモンスター」と呼ばれていたそうだが、あえて開き直ることによって強い個性を発揮、現在の不動の女王ぶりを手に入れた。コンプレックスは、自身を輝かせるためのスパイスにもなりうる。
また、「美脚といえばこの人!」というときに必ず名前が挙がる2人が、意外にもO脚で悩んできたという。米倉涼子と菜々緒だ。
「米倉は水着仕事が多かったモデル時代、О脚が目立たないように、正面を向いて立たないようにしていたとか。いっぽうの菜々緒は、歩く際に足を交互にクロスさせて歩く、いわゆる“モデル歩き”をさらに大げさにやる、という方法を編み出し、独特の雰囲気を出すことに成功しました」(テレビディレクター)
女優の木村多江は、自身の顔にコンプレックスを抱えていた。
「『しゃもじみたいな顔』と当時のマネージャーに言われ、一時は整形も検討したそうですが、資金面で断念。
代わりに目の使い方やしぐさを研究して、今の清楚ではかなげな和風美人のイメージを確立したそうです」(前・テレビ誌ライター)
彼女たちの存在感は、努力の賜物だったのだ。
自分ではどうすることもできない出自がコンプレックスとなることもある。
女優の寺島しのぶは梨園に女の子として生まれ、さらに母・富司純子が美人であることに悩みながら、演技派女優として不動の地位を確立。
「『そこまでやるの……』という体当たりの演技はまさにコンプレックスをバネにした結果でしょう。また彼女は、梨園の関係者の女性はおしとやかさを求められる中、タバコを吸うことを隠さなかったり、フランス人の夫との間に生まれた息子を歌舞伎役者にしようとしている。歌舞伎界の常識を打ち破ろうとしているようにも見えますね」(映画関係者)