お友達付き合いの延長線上
事実を確認するため、5月中旬に自宅マンションから出てきた海老原を直撃。初めのうちは「広報を通してください」と口を閉ざしていたが、質問を重ねると経緯を語ってくれた。
「写真掲載を条件に無料でっていう話ではなくて。知り合いの方から紹介されてオープン時に行ったら、“写真撮らせてもらえませんか?”っていう話に。SNSに載せる際はこちらがチェックするという話だったんですけど、確認の連絡が最初の一度しか来なくて……。こちらとしては、書面とかで正式に“いいですよ”というふうにはお伝えしていなかったんです」
サロン側とは異なる見解のようだ。会社には、すでに報告してあるという。
「“SNSに掲載する際に確認の連絡がないので、消してくださいとお願いしてますが、こういう(消してもらえない)状況です”という説明をしています。サロンには、消してもらえるのならお代もお支払いさせていただくんですけど、SNSがブロックされていて連絡が取れないんです……」
海老原自身は、ステマという認識はなかったと話す。
「特にSNSを確認もしなかったので……どういう感じなのか見てなくて。知り合いなので、“写真撮っていい?”“いいですよ”っていう、お友達付き合いの延長線上みたいな感じなのかなって」
約30万円ものサービスが、アナウンサーだからこその特別な扱いだとは考えなかったのだろうか。
「“無料でやってもらうこと自体、世間知らずなんじゃないか”っていうことに関しては、そのとおりだなと思います……今後は、より気をつけていこうと思っています」
無料でサービスを受けていたことについてフジテレビに問い合わせると、
「ご指摘の件は、弁護士などの専門家にも確認のうえ、いわゆるステルスマーケティングには該当しないと考えております」
グレーな“ステマ”の境界線。内面の美しさを磨くには、美容サロンに通うより真摯な反省が大切かも。