「去年の6月、香芝市ではコロナの緊急対応ということで、公民館など市内の公共施設は閉鎖していました。市民の皆様にも、自粛生活をお願いしていた」(前出・議員)
市長を直撃すると……
市民に自粛を強いておきながら、自分は県外の遊園地でデートを楽しんでいたわけだ。ビラの存在や遊園地でのデートについて、市長はどう考えているのか。6月9日、公務を終えて自宅に帰るところを直撃した。
──ビラの人物は市長で間違いないか?
「そうですね」
──女性たちと交際している?
「2人は塾の手伝いをしてくれていた人ですが、今は辞めています。ご飯は行きますが、交際はしていません」
──遊園地へ行っていた?
「いえ、違いますよ」
──腕を組んで歩いていたのはなぜか?
「雨のときで、さっと(腕が)まわっただけです」
調査写真では遊園地内で腕を組んで歩く2人の姿が確認されている。この市長の発言で、否定していた“遊園地に行った事実”を暗に認めたことになる。さらに、
──C子さんとアパートで密会していたのは?
「この部屋は塾の一部なんですよ。他のスタッフも出入りしています。選挙後で塾の仕事の引き継ぎのため、よく会っていました」
──コロナに感染したのは密会が原因では?
「2人とは最近はほとんど会っていません」
女性との不適切な交際は全て事実無根だと言い張った。さらに直撃の翌日、事態が大きく動いた。怪文書ビラについて、議会で追及が始まったのだ。