本人が解説! アグネス・チャン伝説
1 外国人アイドル歌手の元祖的存在
フォークデュオであるベッツィ&クリスや欧陽菲菲らはすでにデビューしていたが、“外国人アイドル歌手”はまだいなかった。「大阪万博の報道を見て以来、『先進国だな、行ってみたいな』という憧れが日本にありました」(アグネス談 ※以下同)
2 中国人歌手としては初となる日本武道館コンサートを行う
「常に『前進しなきゃいけない』と思っていたし、当時は歌番組やオリコンの順位が毎日のように発表されてプレッシャーでした。そんな中で武道館に行けたので『認められたんだ』と強く実感することができました」
3 アグネス論争で日本の女性の働き方を変えた
「当時は、精いっぱい子どもの世話をしたいし、仕事もしたい。両立するために努力できる範囲で頑張ろうと思っただけなんです。結果的に働くママをみんなで応援しようという社会になってきたので本当によかったです」
4 国立大学である信州大経済学部の客員講師になる
国際化の機運が高まっていた当時、香港やカナダでの生活をアグネスが綴った『ひなげし語録』の出版社(現代出版)が一般人の客員講師を募集していた信州大学に応募をし、それが通ったためアグネスが就任することに。
5 「いつまでも日本語が上手にならない」のではなく、今は日本語がペラペラ
「この都市伝説は私も聞いたことがあります。でも、日本語の読み書きは問題ないけど話すのは今のレベルが限界かな。もうこれ以上はよくならない気がする。だって、もう日本に来て半世紀ですよ(笑)!」
6 現在は外国人タレントたちから「ボス」と呼ばれている
「外国人タレントが集まる『Uの会』というグループを作りました。Universal、Unityの頭文字のUで、そこではボスではなく『シスター』と呼ばれています」
つまり、「姐さん」ということか……。